ドル円は嵐の前の静けさ
東京市場
東京市場ではドル円はもみ合い。特段の材料もなく、NY市場に第2四半期GDP(速報値)の発表を控えていることもあり、様子見ムード一色でした。
ロンドン市場
ロンドン市場ではポンドドルは軟調。ジョンソン英首相と欧州連合(EU)との対立激化への警戒感からポンド売りが優勢な展開となりました。
NY市場
NY市場ではドル円は堅調。米4-6月期国内総生産(GDP)速報値が予想を上回る結果となったことや、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が「ホワイトハウスはいかなる為替介入も排除する」「トランプ米大統領は弱いドルを望んでいない」などと述べると、市場はドル買いで反応しました。その後は来週の中銀イベントを控えて徐々に様子見姿勢が広がり小幅に上下を繰り返しました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 小売業販売額[前年同月比] 6月
08:50 JPY 百貨店・スーパー販売額(既存店)[前年同月比] 6月
15:00 ZAR マネーサプライM3[前年同月比] 6月
17:30 GBP 消費者信用残高 6月
17:30 GBP マネーサプライM4[前月比] 6月
17:30 GBP マネーサプライM4[前年同月比] 6月
JPY 日銀・金融政策決定会合(1日目)
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-今日のトレードポイント-
今週の主な経済指標は米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利、米雇用統計等が控えております。何といっても注目はFOMCで、25bpの利下げか50bpの大幅利下げなのかで、動向は大いに変わり、またその後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で何を述べるかで今後の金融スタンスの判断となるため、要注視が必要です。一番のサプライズは据え置きですが、可能性は極めて薄いといえます。経済指標以外では、30-31日に開催される米中閣僚級会議やブレグジットを巡る欧州連合と英国のやり取りに警戒が必要な週となりそうです。