またも米中貿易問題がクローズアップへ
またも米中貿易問題がクローズアップへ
東京市場
東京市場ではドル円はもみ合い。取引材料に乏しい展開が続きました。一部通信社が「安倍首相が9月に訪米した際の日米首脳会談で、農業や自動車分野での小規模な貿易合意を目指す」と伝えましたが、為替の反応は一時的でした。
ロンドン市場
ロンドン市場ではユーロドルは強含み。欧州勢参入後、やや売り優勢でスタートしましたが節目の1.1200ドル付近で下値の堅さを確認すると一転買い戻しが優勢となりました。
NY市場
NY市場ではドル円はじり安。米国株式相場の下落や米10年債利回りの低下が嫌気されドル売りが優勢の展開となりました。ポンドは日本時間夕刻に全面安となった反動が出てポンドを買い戻す動きが先行。6月英消費者物価指数(CPI)が事前予想と一致して、BOEによる追加緩和の思惑が後退したこともポンド買いの材料となった模様です。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調前) 6月
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調済) 6月
10:30 AUD 新規雇用者数 6月
10:30 AUD 失業率 6月
17:30 GBP 小売売上高(除自動車)[前月比] 6月
17:30 GBP 小売売上高(除自動車)[前年同月比] 6月
17:30 GBP 小売売上高[前月比] 6月
17:30 GBP 小売売上高[前年同月比] 6月
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 7月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 6月
ZAR 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
売買比率についてはこちら
-今日のトレードポイント-
ドル円はトランプ大統領が中国との貿易協議は「長い道のり」と認識を示している通り、当面は米中貿易問題や次回FOMCに関するトピックが市場のメインテーマとなります。本日は米国で経済指標は複数ありますが、一時的に動くことはあってもトレンドを形成するほどの展開は考えにくいと想定しています。その他通貨の経済指標は、豪州の雇用統計、南アフリカの政策金利が予定されています。なお、南アフリカの政策金利は事前予想は利下げが優勢となっております。