注目はパウエル議長の議会証言・2日目
東京市場
東京市場ではドル円は高止まり。午前中のドル円は実需のドル買いが観測されたほか、米長期金利の上昇も相まって108.99円と5月末水準まで上昇しました。しかし、その後はさらに上値を伸ばす展開とはならず、108円85銭~108円90銭台での小動きとなりました。
ロンドン市場
ロンドン市場ではドル安が進む。パウエルFRB議長の議会証言前に公表された原稿のなかで、「6月FOMC以降の不透明感が引き続き見通しを曇らせている」との内容があったことからドル売り優勢の流れとなり、ドル円は108.94円付近から108円60銭台まで急落、ユーロドルは1.1213ドル付近から1.1245ドルまで急騰しました。
NY市場
NY市場ではドル売りの流れ続く。パウエルFRB議長が議会証言で(雇用統計後も)FRBが経済見通しを変えていないことや、米中通商交渉が再開は良い兆候としながらも、先行きへの不確実性があることに言及したことを受けて米長期金利が低下、ドル売り基調が続く形でドル円は一時108.34円まで下値を広げる展開となりました。
【今日の主な経済指標】
08:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数 6月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 5月
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 6月
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前年同月比] 6月
15:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 6月
15:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前年同月比] 6月
16:00 TRL 経常収支 5月
16:30 SEK 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
16:30 SEK 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
16:30 SEK 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 6月
16:30 SEK 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 6月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:00 BRL 小売売上高指数[前年同月比] 5月
21:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 5月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 6月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
23:00 USD パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
03:00 USD 月次財政収支 6月
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-今日のトレードポイント-
本日も引き続きパウエルFRB議長の議会証言(2日目)やBOE金融安定報告書公表、米消費者物価指数に注目が集まります。昨日、パウエル議長が議会証言で利下げへの意向を示したことから市場では7月末の利下げを補強する内容と捉えられました。本日の議会証言で新たな材料が出る場合には値動きが荒れる可能性もあり、注意したいです。