FXレポート

FOMCを控え、本日は方向感に欠けるか

東京市場
 東京市場では豪ドル円は弱含み。一部豪銀が「豪準備銀行(RBA)は11月に政策金利を0.75%まで引き下げると予想」のレポートを発表すると売りで反応しました。同じくオセアニア通貨のNZドル円も下落しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロドルはじり安。独10年債利回りの低下を受けて市場は売りで反応。昨日安値の1.1269ドルを下抜けるとさらに売りが加速しました。

NY市場
 NY市場ではドル円はじり高。小売売上高が自動車を除く数値が予想を上回ったほか、前月の数値が上方修正されたため円売り・ドル買いが先行。その後も欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルが強含むなか、対円でも買いが優勢となりました。

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 6月
16:00 TRL 失業率 3月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 4月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 6月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 6月
      ZAR 休場
02:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
05:00 USD 対米証券投資 4月
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 4月

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-今日のトレードポイント-
 今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)があります。雇用統計や消費者物価指数の数値を受けインフレの鈍化傾向が目立ちます。会議の中で利下げに関する議題が挙がる公算は高いとみています。政策金利は据え置きの見通しが極めて高いですが、その後のパウエルFRB議長の会見で利下げスタンスに対するコメント等には要注目となります。その他は来週開催のG20に向けての米中首脳会談の可否や、英国の保守党党首選の成り行き、地政学的リスクの進展等が主な主要トピックとなりそうです。

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