FXレポート

中国GDPや日米通商協議の結果に注目

東京市場
 東京市場では豪ドルが軟調。RBA(豪中銀)が議事要旨で「インフレが低水準を維持し、失業率が上がれば利下げは適切」と利下げについて議論したことが伝わると市場では豪ドル売りが優勢となり、豪ドル円は一時79.90円付近まで下落しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロは往って来いの展開。一部報道で「複数のECBメンバーは2019年後半に成長が持ち直すとの見通しに対して懐疑的」と伝わるとユーロ売りが優勢となり、ユーロ円は126.20円まで、ユーロドルは1.1279ドル付近まで下落しました。ただその後、「ECBはさらなる金利引き下げを議論していない」と情報が伝わると一転買戻しの動きが強まり、ユーロ円は126.63円まで、ユーロドルは1.1310ドル付近まで上昇しました。

NY市場
 NY市場ではトルコリラが堅調。特段の材料は伝わっていないものの、NY市場中盤でトルコリラ円は徐々に上値を広げる展開となり、一時19.50円付近まで上昇しました。一方のポンドは英ガーディアン紙が「与野党協議は行き詰っている」と報じたことから軟調に推移、ポンド円は一時146.01円付近まで下落しました。

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 1-3月期
07:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 1-3月期
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調前) 3月
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調済) 3月
11:00 CNY 小売売上高[前年同月比] 3月
11:00 CNY 鉱工業生産[前年同月比] 3月
11:00 CNY 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 1-3月期
11:00 CNY 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 1-3月期
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 2月
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前年同月比] 2月
13:30 JPY 設備稼働率[前月比] 2月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
17:00 EUR 経常収支(季調済) 2月
17:00 EUR 経常収支(季調前) 2月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 3月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 3月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 3月
17:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 3月
18:00 EUR 貿易収支(季調済) 2月
18:00 EUR 貿易収支(季調前) 2月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 3月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)[前年同月比] 3月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 2月
21:30 CAD 貿易収支 2月
21:30 USD 貿易収支 2月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
22:00 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
23:00 USD 卸売在庫[前月比] 2月
23:00 USD 卸売売上高[前月比] 2月
         INR 休場
         RUB 失業率 3月
03:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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-今日のトレードポイント-
 本日は各国指標が発表され、材料の多い一日となりそうです。特に注目されるのがアジア時間に発表の中国第1四半期GDPです。中国のGDPは27年ぶりの低い成長になる見込みです。ただ、中国政府が打ち出している景気刺激策の効果が表れてくる可能性もあり、強い数字となればリスクオンの流れになりそうです。また、日米通商協議に関するヘッドラインやカナダ・英国の消費者物価指数(CPI)、カーニーBOE総裁の発言にも注目したいです。

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