ドル円は堅調
東京市場
東京市場ではドル円が底堅い。序盤は仲値につれて日経平均の上昇や実需筋の買いが材料視され堅調に推移しました。日銀がフォワードガイダンスの変更をしなかったことや、米北交渉の停滞が報じられると売りが強まりましたが、日本株の上昇を推進剤として底堅く推移した。
ロンドン市場
ロンドン市場ではユーロドルが方向感を模索。ユーロドルは一時1.131ドルまで売り圧力が強まるものの、調整的な売りが一巡すると徐々に上昇。下落前の水準まで値を戻すとやや値を切り下げながらも方向感を模索する展開が続きました。
NY市場
NY市場ではポンド円が堅調。序盤はポンドの売りが目立ったものの、「英政府とDUPが交渉中」や「3度目の議会採決はDUPが賛成する可能性あり」などの報道が報じられると、マーケットは好感しました。ポンドは一時148.37円まで上昇しましたがその後はやや軟調に推移しました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調前) 2月
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調済) 2月
09:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 3月
13:30 JPY 設備稼働率[前月比] 1月
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 1月
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前年同月比] 1月
19:00 EUR 貿易収支(季調済) 1月
19:00 EUR 貿易収支(季調前) 1月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 1月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 3月
RUB 実質鉱工業生産[前年比] 2月
MXP 休場
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-今日のトレードポイント-
先週末に日銀金融政策決定会合の結果報告、加えて黒田総裁の会見が行われました。これらの内容をまとめると、①日本経済の内需は堅調②物価目標2%へのモメンタムは維持③海外経済は減速だが緩やかには成長、の4点です。物価目標2%へ向けて引き続き努力していくとしたものの、フォーワードガイダンスに変更はありませんでした。つまり、追加緩和への期待が後退したことになりマーケットは若干の嫌気を見せました。事前の予想ではハト派寄りに変更されるのではないかと予想されていましたが、予想は裏切られる形となりました。
今週は、米国でFOMCやFRB経済見通しの公表、英国で21,22日にEU首脳会談が行われるなど材料には事欠きません。1つ1つの話題を冷静に注視する必要がありそうです。