トルコとカナダの政策金利発表を控える
東京市場
東京市場では豪ドル円が冴えない動き。中国サービス業PMIの発表が予想を下回る結果だった事を受けて79.01円まで下落。その後、RBA政策金利ならびに声明発表が行われましたが金利は予想通り据え置き、声明も文言の変更なしと、マーケットの反応は限定的でした。
ロンドン市場
ロンドン市場ではポンド円が軟調。英サービス部門PMIが予想を上回るとポンド買い圧力が強まり147.78円まで堅調に推移しました。しかし、ブレグジットに関するネガティブな報道が相次ぐと146.61円まで下落し日通し最安値を付けました。
NY市場
NY市場ではドル円が荒い値動き。ロンドン市場から続くドル売り圧力でじりじりと下落する地合いを見せていましたが、米ISM非製造業景況指数と米新築住宅販売件数がともに予想を上回る強い数字だったことを受けて買い戻しが優勢となりました。一時は112.14円と112円台にしっかり乗せると思われましたが、112円台での利確売りが相次ぎ滞空時間は限られていました。
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 10-12月期
20:00 TRL トルコ中銀、政策金利
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 2月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 10-12月期
22:30 CAD 貿易収支 12月
22:30 USD 貿易収支 12月
RUB 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
PLZ ポーランド中銀、政策金利
00:00 CAD カナダ銀行 政策金利
00:00 CAD Ivey購買部協会指数 2月
04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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-今日のトレードポイント-
本日は、トルコ中銀政策金利とカナダ銀行政策金利発表に注目。ともに政策金利の市場コンセンサスは据え置きです。トルコリラとカナダドル、ともに高金利通貨として人気があり、今後の金利動向に触れる可能性が高い声明には注目が集まります。特にトルコは先日発表された消費者物価指数からインフレ率の低下が窺えました。そのため、今後は利下げを視野に入れてくる可能性もあり注意が必要です。対するカナダも利上げ基調を継続してきましたが、世界経済の減速からその見直しが行われる可能性があります。どちらの通貨にせよどちらかというと下向きの視点を持っておく必要があるかもしれません。