FXレポート

ドル円はこう着状態続くか

東京市場
 東京市場ではドル円が小幅高。東京市場のドル円は110.67円付近からスタートしたものの値動きは小さく、前日高値を超えられずに110.80円で上値を抑えられる格好となりました。一方、NZドル円はバスカンドNZ準備銀行(RBNZ)副総裁が利下げを示唆する発言をしたことから、瞬間的に75.39円から74.84円まで急落しました。ただ更なる下落には繋がらず、その後は徐々に値を戻しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではドル円が底堅い。ドル円は上海総合指数が上昇したことからリスク選好の円売りが緩やかに進行し、一時110.90円まで上昇しました。また豪ドル円は中国外務省が豪州石炭の輸入禁止に関する報道を否定したことから、東京時間からの流れを引き継いで終始底堅く推移しました。

NY市場
 NY市場ではドル安が進行。ボスティック・アトランタ連銀総裁の「政策の方向性は12~18ヶ月前のように明確ではない」との発言が伝わるとドルが下落、ドル円は110.85円から110.66円付近まで下落しました。その後一旦買い戻しが入ったものの徐々に値を下げ、東京時間の安値を一時割り込み110.64円でクローズしました。


【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 1月
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 1月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 12月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 12月
19:00 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
23:00 MXP 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 10-12月期
23:00 MXP 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前年同期比] 10-12月期
00:00 USD 卸売在庫[前月比] 12月
00:00 USD 卸売売上高[前月比] 12月


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-今日のトレードポイント-
 今週は米朝首脳会談や米国の債務上限問題など政治関連の材料が多い一週間です。本日はカーニー英中銀(BOE)総裁の発言を除いて目立った材料はありませんが、週末に行われたメイ英首相とユンケル欧州委員長の会談を受けた欧州勢の反応を確認したいです。事前に会談で何らかの合意はないとの発言もありましたが、先週堅調だったポンド円が145円を超えてくる場合では大きく上値を広げる可能性もありそうです。一方、ドル円は先週狭い値幅での動きとなりましたが、週末のトランプ大統領と劉鶴中国副首相の会談がNY市場クローズ間際だったことから材料消化の動きが出そうです。また各国株価の堅調な動きがどこまで続くのかにも注目していきたいです。

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