今週は豪州、英国、メキシコ等で政策金利発表控える
東京市場
東京市場ではドル円は小動き。1月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が2年11カ月ぶりの水準まで悪化すると、日経平均がマイナス圏に沈むとともに一時108.73円まで下落しましたが、日経平均が持ち直したことや、上海株は底堅く推移したことからショートカバーが入り下値は堅い形となりました。
ロンドン市場
欧州市場ではユーロドルは堅調。ユーロポンドの急伸につれた買いが優勢の展開となりました。また、1月英製造業PMIが予想より弱い結果となり、全般にポンド売りが強かったです。
NY市場
NY市場ではドル円は上昇。1月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ったことを受けてドル買い、円売りが先行でスタート。その後、1月米ISM製造業景気指数や1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)も予想を上回ったことから、更にドル買いの流れが継続して一時109.57円まで上値を伸ばしました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 1月
09:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 12月
09:30 AUD 住宅建設許可件数 [前年同月比] 12月
16:00 TRL 消費者物価指数(CPI)[前月比] 1月
16:00 TRL 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 1月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 12月
CNY 休場
KRW 休場
MXP 休場
00:00 USD 製造業新規受注[前月比] 11月
売買比率についてはこちら
-今日のトレードポイント-
今週はまず6日に予定されているパウエルFRB議長の講演に注目。「利上げの論拠はやや弱まった」とハト派的な発言をしており、今後の金融政策は、経済指標次第と示唆している中、先週末の雇用統計の数値が良好である中、まだ利上げする可能性は十分にあり今後の指針として注目したい。米中通商協議は双方とも「重要な進展があった」と強調しているものの、米トランプ政権が注視する構造問題などで隔たりが残る模様で、最終合意は首脳会談に持ち越しとなりそうです。今週は中国が旧正月ということもあり、米中貿易関連のトピックはあまり無いと思いますが、相場動向に大きな影響を与える材料であることは間違いありませんので今後も注目です。その他、今週は豪州や英国、メキシコで政策金利の指標発表が控えており、これらの通貨にも要注目でしょう。