日銀の景気動向に注目
東京市場
東京市場のドル円は小安い。日経平均がプラス圏からマイナス圏に転じたほか、上海総合指数が1%超下落したことをきっかけにリスク回避の動きとなり109.38円付近まで軟化しました。
ロンドン市場
欧州市場では新規取引材料が不足していたことから積極的な取引が手控えられ為替市場は小動きに終始しました。
NY市場
NY市場では米中貿易交渉を巡って「中国提示の準備会合案を米国側が拒否した」と一部で報じられると、一時109.146円まで下値を広げました。もっとも、その後に報道が否定されたことで109円半ばまで戻しました。
【今日の主な経済指標】
06:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 10-12月期
06:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 10-12月期
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調前) 12月
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース、季調済) 12月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 11月
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 12月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
16:45 FRF 企業景況感指数 1月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 12月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:30 CAD 小売売上高[前月比] 11月
22:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 11月
23:00 USD 住宅価格指数[前月比] 11月
JPY 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
RUB 実質鉱工業生産[前年比] 12月
00:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 1月
00:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 1月
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-今日のトレードポイント-
報道によってドル円は下値を広げましたが、クドロー国家経済会議(NEC)委員長がすぐさま否定したことで、最近よくある「行って来い」の展開になりました。本日は本邦の金融政策決定会合が控えています。来年の物価見通しや景気認識に注目が集まります。今年は消費増税も控えており一定の下振れリスクは想定されるものの、それに伴う景気刺激策に対する見方が弱気の場合にはリスク回避が強まるとみてます。