英議会採決は予想通り否決。今後の動向が注目
東京市場
東京市場ではドル円はじり高。日経平均や上海総合指数、ダウ先物の上昇から、投資家のリスク志向改善を意識した買いが継続された流れとなりました。
ロンドン市場
欧州市場ではユーロドルは下げ渋り。2018年の独国内総生産(GDP)が前年比+1.5%と約5年ぶりの低水準となったことから、ユーロ圏の景気減速懸念で売りが優勢に。ただし、一巡後は買い戻しも入りました。
NY市場
NY市場ではユーロドルは軟調。ドラギECB総裁の「最近の経済動向は予想以上に弱い」発言をきっかけに売りが強まりました。ポンドはEU離脱協定案の英議会採決を控えて売りからスタート。現地時間19:40(日本時間04:40ごろ)分ごろ、EU離脱協定案は432対202で否決。しかし、大差での事前予想があったなかで結果を受けてショートカバーが入った模様で安値から2円強買い戻されました。
【今日の主な経済指標】
08:30 AUD ウエストパック消費者信頼感指数 1月
08:50 JPY 機械受注[前月比] 11月
08:50 JPY 機械受注[前年同月比] 11月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比] 12月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 12月
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 11月
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 12月
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前年同月比] 12月
18:15 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 12月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 12月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 12月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 12月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 12月
20:00 TRL トルコ中銀、政策金利
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 11月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:30 USD 輸入物価指数[前月比] 12月
22:30 USD 輸出物価指数[前月比] 12月
00:00 USD NAHB住宅市場指数 1月
売買比率についてはこちら
-今日のトレードポイント-
EU離脱案を巡る英議会採決は予想通り否決されました。ただし前回述べた通り、否決そのものは織り込み済で、むしろこれからの動向が注目です。まず本日は内閣不信任決議案の採決が予定されています。また、本日は米国にも複数の指標発表が控えています。指標や株価や債券の動きに注視したいところですが、一つ気になるのは、昨日タカ派で知られるジョージ米カンザスシティー連銀総裁が講演で利上げ休止を示唆したことで、上方向へのバイアスは弱まっているのではと感じています。