FOMC議事録公表、利上げ打ち止めを議論
東京市場
東京市場のドル円は軟調。前日のNYタイムにパウエルFRB議長が追加利上げの打ち止めを示唆したことから日米金利差を意識した円買いから113.22円付近まで下落しました。
ロンドン市場
欧州市場では目立った取引材料がなく下値攻めも一服し113.30円付近を小動きし徐々に下値を切り上げ113.40円付近まで強含みました。
NY市場
NY市場では米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことから一時的にドル売り円買いに振れたものの、NYダウがマイナス圏からプラス圏に反転したことをきっかけにドル買いが優勢になるとドル円は113.674円まで上昇し113.427円で取引を終えました。
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 失業率 10月 08:30 JPY 有効求人倍率 10月
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 11月
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 10月
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前年同月比] 10月
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 10月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 11月
16:00 TRL 貿易収支 10月
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 11月
17:00 CHF KOF景気先行指数 11月
18:00 NOK 失業率 11月
19:00 EUR 失業率 10月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 11月
19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 ZAR 貿易収支 10月
22:30 CAD 四半期国内総生産(GDP)[前期比年率] 7-9月期
22:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 9月
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 10月
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 10月
23:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 11月
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-今日のトレードポイント-
先日のパウエルFRB議長の発言にあったとおり、FOMC議事録でも利上げの打ち止めについて議論がなされたことが公表されました。また、トランプ政権の貿易政策について先行き不透明感に懸念をあらわしており、経済への影響が表面化していないだけにさらに懸念が深まる可能性がありそうです。ただ、ほとんどのメンバーが早期利上げは正当化されると言及しており、メンバー間でのねじれなど政策面での大きな問題はないと考えられます。本日は主要な経済指標の予定はないものの、G20が開催されており要人発言などのヘッドラインに注意して取引にのぞみたいです。