ＦＯＭＣ、声明発表に注目
東京市場
東京市場では、最初に米中間選挙の結果速報で共和党の善戦が伝わると米10年債利回りは3.24％台まで大きく水準を上げたことからドル円は113.82円まで買いの勢いを強めました。その後複数の米メディアが「米上院は共和党、下院は民主党がそれぞれ過半数を獲得へ」と伝えると、予想通りとはいえ、ねじれ議会がほぼ確実視されたことで米10年債利回りは一時3.17％台まで低下。これを受けて一時113.10円付近まで下落しました。
ロンドン市場
欧州市場ではユーロドルは強含み。米長期金利の低下などを手掛かりにしたドル売り相場が続くなか、19時過ぎには一時1.1499ドルと本日高値を更新しました。
ＮＹ市場
ＮＹ市場ではドル円は堅調。中間選挙が大方の予想通りの結果に対する安心感から米株が続伸。追随する形でドル円もじわりと上昇基調となりました。終盤、セッションズ司法長官更迭の報道でドル売りが入る場面もありましたが、反応は一時的でした。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 機械受注[前月比] 9月
08:50 JPY 機械受注[前年同月比] 9月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 9月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 9月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対外中長期債） 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対内株式） 前週分
09:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会（ＲＩＣＳ）住宅価格指数 10月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断ＤＩ 10月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-先行き判断ＤＩ 10月
15:45 CHF 失業率 10月
16:00 DEM 貿易収支 9月
16:00 DEM 経常収支 9月
16:45 FRF 貿易収支 9月
16:45 FRF 経常収支 9月
18:00 EUR 欧州中央銀行（ＥＣＢ）月報
22:15 CAD 住宅着工件数 10月
22:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 9月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 MXP 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 10月
INR 休場
CNY 貿易収支（米ドル） 10月
CNY 貿易収支（人民元） 10月
04:00 USD 米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、終了後政策金利発表
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-今日のトレードポイント-
本日は米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）に注目。今回の政策金利に関して事前予想は据え置きで結果も据え置きになると思います。むしろ市場の注目はその後の声明発表で、次回12月に開催されるＦＯＭＣで利上げ確度が高まるような発言を示唆するかどうかとなります。この場合、ドル高・円安が進む可能性は充分あり、中長期的には10月初旬につけた114円台半ばを再度試す展開も考えられます。
