雇用統計や来週の米中間選挙の行方に注目
東京市場
東京市場ではドル円は薄い展開に。日経平均の下げ幅拡大の動きを眺めながら112.72円まで下押したが、上海総合が1%超続伸し、日経平均も下げ幅を縮小する動きとなり、一時112.94円近辺まで切り返しました。
ロンドン市場
欧州市場ではポンド系通貨が上昇。イングランド銀行(BOE、英中銀)はこの日、政策金利を現行の0.75%に据え置くことを決定。同時に公表された議事要旨では「生産ギャップは解消しており、景気は2019年遅くに過熱する見込み」「景気が予想通りに進展すれば継続的な引き締めが必要」などの見解が好感されました。
NY市場
NY市場ではドル円は弱含み。10月米ISM製造業景気指数が57.7と予想の59.0を下回ったほか、9月米建設支出が前月比横ばいと予想の0.1%上昇を下回ったため円買い・ドル売りがじわりと強まりました。ただ、明日米雇用統計や来週の中間選挙が控えていることから積極的な動きはみられませんでした。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 10月
09:30 AUD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 7-9月期
09:30 AUD 四半期卸売物価指数(PPI)[前年同期比] 7-9月期
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 9月
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 9月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 9月
16:45 FRF 財政収支 9月
17:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 9月
17:50 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 10月
17:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 10月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 10月
18:00 NOK 失業率 10月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 10月
21:30 CAD 貿易収支 9月
21:30 CAD 新規雇用者数 10月
21:30 CAD 失業率 10月
21:30 USD 貿易収支 9月
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 10月
21:30 USD 失業率 10月
21:30 USD 平均時給[前月比] 10月
21:30 USD 平均時給[前年同月比] 10月
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 9月
SEK 休場
MXP 休場
BRL 休場
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-今日のトレードポイント-
ドル円は米雇用統計が注目点となります。その他来週の中間選挙に絡む材料とかも注視していく必要があるでしょう。今の段階では指標結果待ちの側面があるため予想は難しいですが、基本方針は2日前に述べた通り下方向へのバイアスは弱まっていることには変わりがないとみているので、押し目買いとしたいです。また、トランプ米大統領がツイッターで「中国の習近平国家主席と貿易や北朝鮮問題を巡り非常に良好な対話を持った」「来月開催のG20首脳会議で首脳会談を行う見通し」を示し、習近平・中国国家主席も「G20でのトランプ米大統領との会談に前向き」と発言しており、米中貿易摩擦への過度な懸念が後退していることも好材料といえると思います。