欧州通貨は軟調か
東京市場
東京市場のドル円は目立った取引材料がなく値動きが乏しかったものの、日経平均の下落をきっかけに111.96円まで小幅に軟化しました。
ロンドン市場
欧州市場ではイタリアの予算問題への先行き懸念からユーロ売りが強まりユーロドルは1.1379ドルから1.1335ドルまで下落しました。ただ、ドル円への影響は限定的でした。
NY市場
NY市場では米GDPが3.5%と予想の3.3%を上回ったものの、NYダウが500ドル超下落したことに嫌気してドル円は一時111.378円まで大幅に下落しました。もっとも、引けにかけてNYダウが下げ幅を縮小したことでドル円も買い戻しが入ると再び112円台まで持ち直し111.883円で取引を終えました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 小売業販売額[前年同月比] 9月
08:50 JPY 百貨店・スーパー販売額(既存店)[前年同月比] 9月
15:00 ZAR マネーサプライM3[前年同月比] 9月
18:30 GBP 消費者信用残高 9月
18:30 GBP マネーサプライM4[前月比] 9月
18:30 GBP マネーサプライM4[前年同月比] 9月
21:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 9月
21:30 USD 個人所得[前月比] 9月
21:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 9月
TRL 休場
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-今日のトレードポイント-
先週の為替は米景気の先行き懸念を背景にNYダウが上下に荒い展開になったことで振り回された印象です。今週も株式市場の値動きに伴うリスク許容度の変化に注意したいです。一方で、イタリアの予算問題やサウジアラビアの地政学リスクのほか、ブリクジットなどリスクワードが複数あるため、欧州通貨を中心に軟調に推移するとみてます。