イタリアの予算問題に進展
東京市場
東京市場のドル円は仲値に掛けて買いが強まるなか、前日の買い戻しの動きも加わったことで112.49円付近まで上昇しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後はイタリアの予算問題への懸念からユーロ売りが散発的に入り128.557円まで下落したものの、ドル円への影響は限定的でした。
NY市場
NY市場はモスコビシ欧州委員が「イタリア来年度予算を巡る対立を緩和したい」と発言すると予算問題の懸念が大きく後退したことでリスク選好の動きとなりドル円は112.645円まで上昇し、ユーロ円は129.680円まで上昇し129.581円で取引を終えました。
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 8月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 8月
NZD 休場
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-今日のトレードポイント-
イタリアの予算問題で大きくリスク回避に振れていましたが、モスコビシ欧州委員が対立の緩和する見解したことでユーロへの買い戻しが強まりました。今週はEU当局者から発言に注目です。対立緩和に向けた協議が行われるか、または衝突が深まる展開になるかで大きな分かれ目になりそうです。一方で、ドルはサウジアラビアのジャーナリストの失踪事件に対して米議会が経済制裁を行う可能性も考えられリスク回避の動きに注意したいです。