ブレグジット、イタリア問題を背景にリスクオフ一色
東京市場
東京市場のドル円は目立った取引材料がなかったものの、調整的な売りから一時112.440円まで下落しました。
ロンドン市場
欧州市場ではブレグジットの移行期間延長の可能性が報道されてポンド円は147.71円まで上昇したものの、ドル円への影響は限定的でした。
ＮＹ市場
ＮＹ市場はブレグジットへの先行き不安やイタリア予算問題への懸念を背景にリスク回避の動きが強まるなか、サウジアラビアでの地政学リスクが高まったことでNYダウが470ドル超下落するなど円買い優勢となり一時111.952円まで下落し112.132円で取引を終えました。
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全国消費者物価指数（ＣＰＩ）[前年同月比] 9月
08:30 JPY 全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く)[前年同月比] 9月
11:00 CNY 四半期国内総生産（ＧＤＰ）[前年同期比] 7-9月期
11:00 CNY 小売売上高[前年同月比] 9月
11:00 CNY 鉱工業生産[前年同月比] 9月
15:35 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
17:00 EUR 経常収支 8月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 8月
21:30 CAD 小売売上高（除自動車）[前月比] 8月
21:30 CAD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 9月
21:30 CAD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前年同月比] 9月
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 9月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 9月
INR 休場
01:10 GBP カーニー英中銀（ＢＯＥ）総裁、発言
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-今日のトレードポイント-
昨夜はブレグジットとイタリアの予算問題を背景にリスク回避一色になりました。また、NYダウや日経へ金先物も大幅下落しており、本日の中国のGDPの発表は要注意です。また、黒田日銀総裁の会見も控えており、東京市場は荒れた展開になるかもしれません。一方で、イタリアの予算問題は欧州委員会がイタリアの過剰な歳出を計画しているとして説明を求めておりイタリア政府との衝突は避けられず、リスクオフ地合いが継続するとみています。
