米為替報告書の公表後は
東京市場
週明けのドル円はムニューシン米財務長官の為替条項発言や為替報告書への警戒感を背景に111.820円まで下落しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後は売りで反応し一時111.625円まで下落したものの、売りが一巡すると買い戻しが優勢となり111.90円付近まで回復。
NY市場
NY市場は米国の為替報告書への警戒感が漂うなか、材料待ちの様相を呈したことで111.80円前後を小刻みに推移し前日比では0.4347円安い、111.747円で取引を終えました。
【今日の主な経済指標】
06:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 7-9月期
06:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 7-9月期
09:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
10:30 CNY 生産者物価指数(PPI)[前年同月比] 9月
10:30 CNY 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 9月
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 8月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 8月
16:00 TRL 鉱工業生産[前月比] 8月
17:30 GBP 失業保険申請件数 9月
17:30 GBP 失業率 9月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 8月
18:00 EUR 貿易収支 8月
18:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 10月
18:00 EUR ZEW景況感調査 10月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 8月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 9月
22:15 USD 設備稼働率 9月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 10月
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 8月
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-今日のトレードポイント-
ムニューシン米財務長官の為替条項発言や為替報告書への警戒感が強いものの、悪材料の織り込みが一服したことで発表待ちの相場になってきました。為替報告書は15日が提出期限であるものの、提出厳守にはなっておらず近日中の発表となり突発的な動きに繋がりそうです。特に中国への為替操作監視国から認定国へのレベル引き上げが実施されるかが焦点になっています。先日、米財務省のスタッフがムニューシン米財務長官に中国が人民元を操作していないと報告したとの報道が伝わっており、報道通りであればドル円は反発する流れになりそうです。一方で、認定国への引き上げが実施された場合、米中の緊張感が一段と高まりリスク回避の動きが強まるため警戒を怠らないようにしたい局面です。