ドル円は上値の重い展開か
東京市場
週明けの東京市場のドル円は目立った取引材料がなかったものの、仲値に掛けて買いが入ったことで113.96円付近まで上昇しました。
ロンドン市場
欧州市場ではイタリアの財政問題が懸念される中、イタリア株式市場が上昇したことで過度なリスク回避の姿勢が後退したことでユーロドルは1.1574ドルから1.1622ドルまで切り返しました。
NY市場
NY市場では米ISM製造業景気指数と米建設支出がともに予想を下回ったものの、NYダウが270ドル超上昇したことでドル円は強弱材料の綱引きとなり113円台後半を推移し前日比では0.287円高い、113.969円で取引を終えました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 9月
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 9月
15:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 9月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 9月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 8月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 8月
INR 休場
RUB 実質国内総生産(GDP、確報値)[前年比] 4-6月期
CNY 休場
01:45 USD パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
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-今日のトレードポイント-
ドル円は3連騰になったものの、上昇するには材料不足か。ドル円の上昇はイタリアの財政問題を背景としたユーロ売りによるドル買い圧力で押しだされた格好です。そのイタリアの国債価格の下落が落ち着いたほか、株価も持ち直したことでユーロ売りが一服しています。ドル円を積極的に買う材料が見当たらないことから114円から115円に目指すには新たな材料が欲しい局面です。本日は主な経済指標がないものの、パウエルFRB議長の発言が予定されています。現在の米経済を鑑みて、サプライズになる発言はないと考えられますが、そういった時にサプライズが起こると大きな値動きになるため、警戒は怠らないようにしたいです。