FXレポート

英米のイベントに注目

東京市場
 東京市場では日経平均が弱含みするなか、仲値にかけて円買いが強まりドル円は110.85円付近まで下落しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではトルコ中銀が9月の政策決定会合で金融スタンスの調整を行うと発表したことを受けてトルコリラの買いが強まるなか、ユーロにも波及し129.10円付近まで強含む展開になりました。

NY市場
 NY市場ではドル円は動意が薄い。レイバーデー(労働者の日)で米国が祝日休場で取引参加者が減少しており、積極的な取引が手控えられたことから111円前半の狭い値幅で推移し前日比では0.029円高い、111.124円で取引を終えました。

≪2018年9月3日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り35% 買い65%
ユーロ・円:「ベア」  売り57% 買い43%
英ポンド・円:「ブル」 売り32% 買い68%
豪ドル・円:「ブル」  売り12% 買い88%
NZドル・円:「ブル」  売り10% 買い90%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り67% 買い33%

【今日の主な経済指標】
03:00 BRL 貿易収支 8月
08:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 8月
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 8月
10:30 AUD 経常収支 4-6月期
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 8月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 7月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 7月
18:30 ZAR 四半期国内総生産(GDP)[前期比年率] 4-6月期
18:30 ZAR 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 4-6月期
21:15 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
22:45 USD 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 8月
23:00 USD 建設支出[前月比] 7月
23:00 USD ISM製造業景況指数 8月

-今日のトレードポイント-
 米国の祝日明けで取引参加者が戻ってくるなか、米ISM製造業景況指数に注目したいです。市場予想では57.0と高水準を維持する見通しとなっており、リスクオンのきっかけになりそうです。一方で、Brexit(EU離脱)揺れているイギリスからはカーニー英中銀(BOE)総裁の議会証言が控えています。19年6月には退任の見通しでBrexitの交渉の時期と重なるだけに注目度が高まっています。任期を1年延長の話も出ており退任時期が延びればハードブレクジットへの懸念が後退するため、動向を注視したいです。

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