FXレポート

ドル円はこう着状態

東京市場
 東京市場のドル円は、全般ドルの買い戻しが進んだ流れに沿って一時111.35円まで上昇したものの、前日高値である同ラインで上値を抑えられると、午後には日経平均株価が失速したこともあり111.19円付近まで下落しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロドルが堅調。トリア伊経済・財務相が「財政赤字が対GDP比でEU基準の3%を超える計画は無い」と発言したことを受けてユーロ買いが強まり、1.1720ドル近辺まで上昇しました。ドル円は小動きでした。

NY市場
 NY市場では、消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数の良好な数値を背景にドル円は111.00円付近から上昇して111.176円で取引を終えました。一方で、英国のメイ首相はEU離脱において「悪い合意より、合意ないほうがまし」「合意のない離脱も成功する可能性がある」と言及したことから、合意のない離脱を警戒するポンド売りが再燃して、ポンド円、ポンドドルともに反落しました。

≪2018年8月28日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り35% 買い65%
ユーロ・円:「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円:「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円:「ブル」  売り17% 買い83%
NZドル・円:「ブル」  売り14% 買い86%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り73% 買い27%

【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 8月
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 9月
15:45 FRF 消費支出[前月比] 7月
15:45 FRF 国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
16:00 TRL 貿易収支 7月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 四半期経常収支 4-6月期
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比年率] 4-6月期
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 7月

-今日のトレードポイント-
 ドル円は2日続けて、高値が111.35円付近。安値が110.93円付近と、狭いレンジになっています。直近はこの値段帯がそれぞれレジスタンス、サポートとして市場も意識している節があるため、レジスタンスライン付近で戻り売り、サポートライン付近で押し目買い方針としたいです。ただし、同ラインを抜けると、相場動向に新たな動きがある可能性が高いため、注意が必要となります。21:30にGDPの指標があるのでこれを受けて相場動向に変動があるのか注目です。

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