トランプ米大統領の発言でドル独歩安
東京市場
週明けの東京市場はお盆休み明けで市場参加者が戻ってきたものの、新規取引材料不足から動意に欠ける展開となり110.55円中盤を静かに推移しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後も積極的な売買が手控えられ狭いレンジでの取引になっていましたが、米長期金利の低下をきっかけにドル安が優勢となり110.36円付近まで軟化しました。
NY市場
NY市場ではトランプ大統領が一部通信社とのインタビューでFRBの利上げ継続について「気に入らない」との述べたほか、「今週の貿易協議で中国から多くを予想しない」「中国との貿易摩擦を収束させる期限は存在しない」と述べるとドル安に拍車が掛かりユーロドルは1.1430ドルから1.1482ドルまで、ドル円は110.011円まで下押しして前日比では0.456円安い、110.068円で取引を終えました。
≪2018年8月20日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円:「ブル」 売り47% 買い54%
英ポンド・円:「ブル」 売り23% 買い77%
豪ドル・円:「ブル」 売り13% 買い87%
NZドル・円:「ブル」 売り8% 買い92%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り57% 買い43%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 7月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 6月
TRL 休場
-今日のトレードポイント-
週明け、値動きが乏しいなかトランプ大統領の発言を受けて円高ドル安に傾きました。本日も主な経済指標や会談、協議などの予定がないことから動意の欠く展開になります。ただ、前日と同じようにトランプ大統領をはじめに各国要人の発言で動意付くケースが多いため、ヘッドラインに注意して取引にのぞみたいです。