米国、対トルコへ追加制裁の準備か
東京市場
東京市場のドル円はNY市場の流れを引き継いで110.460円まで軟化しました。もっとも、仲値を過ぎると円買いが一服し売り戻す展開になるなか、「中国商務部が8月下旬に米国で貿易問題の次官級協議を行うと発表」と報じられると投資家のリスク回避姿勢が後退し110.90円まで回復しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後は目立った取引材料がなかったものの、じり高となり110円台後半を推移しました。
NY市場
NY市場では)フィラデルフィア連銀景況指数が市場予想を下回ったことを切っ掛けに円買いが強まると
110.56円まで下落。もっとも、安値圏では買い圧力が強く一時111.12円まで反発し前日比では0.184円高い、110.903円で取引を終えました。
≪2018年8月16日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り33% 買い67%
ユーロ・円:「ブル」 売り45% 買い55%
英ポンド・円:「ブル」 売り25% 買い75%
豪ドル・円:「ブル」 売り13% 買い87%
NZドル・円:「ブル」 売り9% 買い91%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り55% 買い45%
【今日の主な経済指標】
7:45 NZD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 4-6月期
17:00 EUR 経常収支 6月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 7月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 6月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
22:00 RUB 失業率 7月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 7月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 8
-今日のトレードポイント-
ドル一強のなか、円はお盆休みで流動性が低下してトレンドオフになっています。そういったなか、トルコ情勢のニュースへの反応は敏感になっており注意したいです。昨日もムニューシン米財務長官が「牧師が釈放されなければ追加制裁を準備する」と述べるとトルコリラ円は19.20円から18.60円まで急落したほか、ドル円も高値の111.12円から110.90円まで押し戻されておりトルコ情勢のニュースには警戒を強めておきたいです。