FXレポート

マーケットが閑散とするなか、トルコ情勢がメインテーマか

東京市場
 東京市場のドル円はお盆休みの影響で取引参加者が減少しており、積極的な取引が手控えられたことで111.30円付近を小動きしました。

ロンドン市場
 欧州勢参入後はリスク回避的な円買いが優勢に。米CNNが「トルコ裁判所は拘束されている米国人のブランソン牧師の釈放申請を却下」と報じられると、投資家のリスク回避姿勢が強まりトルコリラ円は18.80円から17.80円まで大幅に下落し、ドル円もつれて110.75円付近まで下落しました。

NY市場
 NY市場ではトルコ情勢の先行き懸念からリスク回避的な円買いが強まると一時110.433円まで下押しに。もっとも、この水準ではショートカバーが強くNYダウが持ち直したこともサポート材料となり110.75円まで回復し前日比では0.430円安い、110.719円で取引を終えました。

≪2018年8月15日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り31% 買い69%
ユーロ・円:「ブル」    売り43% 買い57%
英ポンド・円:「ブル」 売り22% 買い78%
豪ドル・円:「ブル」  売り10% 買い90%
NZドル・円:「ブル」  売り7%  買い93%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り52% 買い48%

【今日の主な経済指標】
08:50  JPY  貿易統計(通関ベース)  7月
08:50  JPY  対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)  前週分
08:50  JPY  対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)  前週分
10:30  AUD  新規雇用者数  7月
10:30  AUD  失業率  7月
15:00  DEM  卸売物価指数(WPI)[前月比]  7月
16:00  TRL  鉱工業生産[前月比]  6月
17:00  NOK  ノルゲバンク(ノルウェー中銀)、政策金利
17:30  GBP  小売売上高指数[前月比]  7月
18:00  EUR  貿易収支  6月
21:30  CAD  製造業出荷[前月比]  6月
21:30  USD  住宅着工件数[年率換算件数]  7月
21:30  USD  住宅着工件数[前月比]  7月
21:30  USD  建設許可件数[年率換算件数]  7月
21:30  USD  建設許可件数[前月比]  7月
21:30  USD  フィラデルフィア連銀製造業景気指数  8月
21:30  USD  新規失業保険申請件数  前週分

-今日のトレードポイント-
 ドル円はお盆休みと海外勢の夏休み入りで取引参加者が減少しているなか、トルコ情勢のリスク許容度の変化を主導に反応しています。本日は米経済指標で新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数の発表が控えているものの、現在のドル円への影響は限定的になるとみられ、NYダウや米長期金利、トルコ情勢を主軸にリスク許容度の変化を見極めながら取引に臨みたいです。

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