日米通商協議の初会合を終える
東京市場
東京市場のドル円は日米貿易摩擦への懸念からリスクオフとなり110.70円まで下落しました。しかし、円買いが一巡すると売り戻しの展開になり111.05円まで反発しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後は目立った取引材料がなかったものの、東京市場の流れを引き継ぎ円売りで反応したことから110.18円まで上値を伸ばしました。
NY市場
NY市場では米卸売物価指数が市場予想を下回ったほか、米長期金利の低下をきっかけにドル売りが優勢になると、ドル円は110.856円まで下落しました。ただ、引けにかけて調整的な買いが入ると111.127円まで戻し前日比では0.144円高い、110.081円で取引を終えました。もっとも、注目されていた日米通商協議はマーケットクローズまでに会合が終わらず持ち越しになりました。
≪2018年8月9日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り33% 買い57%
ユーロ・円:「ブル」 売り49% 買い51%
英ポンド・円:「ブル」 売り22% 買い78%
豪ドル・円:「ブル」 売り11% 買い89%
NZドル・円:「ブル」 売り8% 買い92%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り51% 買い49%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比] 7月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 7月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 4-6月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[年率換算] 4-6月期
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 6月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 6月
17:30 GBP 貿易収支 6月
17:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 6月
17:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 6月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 4-6月期
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 4-6月期
17:30 GBP 月次国内総生産(GDP)[前月比] 6月
21:00 BRL 小売売上高指数[前年同月比] 6月
21:30 CAD 新規雇用者数 7月
21:30 CAD 失業率 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 7月
-今日のトレードポイント-
日米通商協議の結果がまだ出ていません。初会合を終えてこれから茂木敏充経済財政・再生相の記者会見の予定になっています。また、本日も開催される予定ですが、結果が出るのがマーケットクローズ後になる可能性が考えられポジションの持ち越しに注意したいです。こういった結果待ちで取引の判断をする場合は事前に織り込んでポジションを取るか、結果が出てから勝負するかに分かれます。前者の場合はギャンブルの要素が強くオススメできません。一方で、後者の場合は結果が出ているのでどちらに反応するか絞れます。また、その際に情報をいち早く手に入れるには一般的なニュースサイトよりも速報性が高いツイッターを注視しています。ただ、情報のソースがないなど信憑性が担保されていない情報もあるため、注意深く事実関係を調べるファクトチェックし取引の判断に活かして迅速に取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.00-112.00
ユーロ・円 127.00-129.10
ポンド・円 141.00-144.00