いよいよ本日から日米通商協議はじまる
東京市場
東京市場のドル円は新規取引材料不足から111.35円付近を小動きしていたものの、日経平均がマイナス圏に転じたことをきっかけに円買いが強まると111.10円付近まで下落しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後は東京市場の流れを引き継ぎ円買いで反応したことから一時110.83円まで下落しました。ただ、円買いが一服すると売り戻しが優勢になるなか、111.183円まで持ち直しました。
ＮＹ市場
NY市場では日米貿易協議を控えて調整的な売りが優勢になったことから再び110円台まで下落。もっとも、安値圏では底堅く推移したことで下値は限られ前日比では0.441円安い、110.937378円で取引を終えました。
≪2018年8月9日クローズ時点≫
ドル・円：「ブル」 売り32% 買い68%
ユーロ・円：「ベア」 売り51% 買い49%
英ポンド・円：「ブル」 売り22% 買い78%
豪ドル・円：「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円：「ブル」 売り8% 買い92%
ユーロ・ドル：「ベア」 売り56% 買い44%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・経常収支 6月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 6月
10:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 6月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断ＤＩ 7月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-先行き判断ＤＩ 7月
20:00 USD ＭＢＡ住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 6月
-今日のトレードポイント-
本日から日米通商協議が始まります。今回の通商協議で対日貿易赤字を大きく抱える米国にとっては有利な条件を引き出したい思惑があります。ただ、3日に協議にあたる茂木敏充経済再生担当相は「協議は日米双方がウィンウィンとなるような成果を求める。一方的に譲って国益に反する合意を行う必要はない」と発言するなど、双方の溝を埋めるのは容易ではないとみています。ただ、一方で先月行われた米国とEUとの通商協議では自動車関税を巡りリスクオフになっていましたが、米国が柔軟な対応をしたことでリスクオンになっていることから発表されるまで読めない展開が継続しそうです。どちらにせよ、上下どちらにも動けるようにリスク管理などを含めた準備をしておくことが大事でヘッドラインに注意しながら発表を待ちたいと思います。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.80-111.80
ユーロ・円 127.80-129.70
ポンド・円 141.50-143.80
