ドル円の上昇トレンドは崩れないか
先週金曜日のサマリ
東京市場
目立った取引材料のないなか、三連休を前に仲値に向けた買いが入り112.76円付近まで小幅に強含みしました。もっとも、仲値を過ぎると買いが一服し軟調な取引になりました。
ロンドン市場
欧州勢参入後のドル円は買いで反応したものの、上値の重さが確認されたことで売りに押される展開となり112.47円付近まで下落しました。
NY市場
NY市場では米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想を下回ったものの、為替への影響は限定的で東京-ロンドン市場での軟調な展開が継続したことで112.277円まで下落し前日比では0.194円安い、112.337円で取引を終えました。
≪2018年7月13日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り45% 買い65%
ユーロ・円:「ベア」 売り69% 買い31%
英ポンド・円:「ブル」 売り46% 買い54%
豪ドル・円:「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円:「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り61% 買い39%
【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 7月
15:30 INR 卸売物価指数(WPI)[前年同月比] 6月
16:00 TRL 失業率 4月
18:00 EUR 貿易収支 5月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 5月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 7月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 6月
21:30 USD 小売売上高(除自動車)[前月比] 6月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 5月
-今日のトレードポイント-
先週は米国の通商問題でドル円は一時的に急落する場面が見られたものの、安値を付けたあとは買い戻しが優勢になり反発する展開となりました。そのため、ドル円は先週だけで上値を110円台から112円台後半まで伸ばすなど、リスクオンともいえる状況です。来週はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演や米小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)などが材料になりそうです。ただ、米国の経済成長を背景に進んでいるドル買い圧力は継続するとみており、これらの材料がネガティブな結果でも逆に絶好の押し目チャンスになるとみています。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.00-109.50
ユーロ・円 126.50-128.00
ポンド・円 143.00-146.50