ドル円は109円前半で値動き鈍く
昨日のドル円は、東京市場では27日に米国務省のナウアート報道官が「米代表団は板門店で北朝鮮当局者と協議している」との声明を発表したことで米朝首脳会談開催への期待感からドル買いが先行。一時109.73円近辺まで値を上げましたが、その後は利食い売りに押される展開になりました。100円近く上昇して始まった日経平均株価が下げに転じたほか、市場では「月末に絡んだ本邦勢の売りが観測された」との指摘もあり、一時109.32円近辺まで値を下げました。欧州市場では、109.45円前後でのもみ合いが続いていましたが、ユーロ円の急落やナイト・セッションの日経平均先物の下落をながめ109.27円近辺まで売られました。NY市場では、米国市場がメモリアルデーの祝日により休場のため取引参加者が激減したことで、値動きは鈍く109.40円を挟んだ推移となり、前日比では0.143円安い、109.411円で取引を終えました。
≪2018年5月28日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・円:「ブル」 売り46% 買い54%
英ポンド・円:「ブル」 売り25% 買い75%
豪ドル・円:「ブル」 売り13% 買い87%
NZドル・円:「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り54% 買い46%
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 失業率 4月
08:30 JPY 有効求人倍率 4月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 5月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 4月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 3月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 3月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 5月
-今日のトレードポイント-
本日のドル円は、上値の重い展開となりそうです。NY市場が連休明けとなり、米株式市場や米長期金利の動向を眺めながらの動きが見込まれますが、手がかりになりそうな米経済指標も乏しく、注目材料としては米朝首脳会談の関連報道かと思われます。引き続き、株式市場や長期金利の動向に注意して取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.60-110.00
ユーロ・円 126.70-129.30
ポンド・円 144.80-147.50