ドル円は、欧州勢の影響を受ける展開に
本日のドル円は、東京市場では米金利先高観を背景にしたドル買いの流れが続き、一時109.46円近辺まで値を上げました。もっとも、米系短期勢などから利食い売りや、日経平均株価が動意を欠いたこともあり、109.35円前後をもみ合う展開になりました。欧米市場では、米10年債利回りが一時2.992％まで低下したこともあり、一時109.09円近辺まで値を下げました。もっとも、ドラギＥＣＢ総裁が理事会後の記者会見で「堅調で幅広い成長が続くと予想」「ＥＣＢのインフレに対する自信は変わっていない」などの見解を示すと全般に対ユーロでドルが買い戻されたことにつれて、ドル円は一時109.40円近辺まで上昇しました。取引終盤では、ダウ平均が一時300ドル超上昇したことで円売り・ドル買いが強まり、一時109.41円近辺まで値を上げ、前日比では0.109円高い、109.338円で取引を終えました。
≪2018年4月26日クローズ時点≫
ドル・円：「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円：「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円：「ブル」 売り45% 買い55%
豪ドル・円：「ブル」 売り14% 買い86%
NZドル・円：「ブル」 売り12% 買い88%
ユーロ・ドル：「ベア」 売り59% 買い41%
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 貿易収支 3月
08:01 GBP ＧＦＫ消費者信頼感調査 4月
08:30 JPY 失業率 3月
08:30 JPY 有効求人倍率 3月
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）[前年同月比] 4月
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 3月
08:50 JPY 小売業販売額[前年同月比] 3月
08:50 JPY 百貨店・スーパー販売額（既存店）[前年同月比] 3月
10:30 AUD 四半期卸売物価指数（ＰＰＩ）[前期比] 1-3月期
10:30 AUD 四半期卸売物価指数（ＰＰＩ）[前年同期比] 1-3月期
11:30 SGD 四半期失業率（速報値） 1-3月期
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 3月
14:30 FRF 国内総生産（ＧＤＰ、速報値）[前期比] 1-3月期
15:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 4月
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 3月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 3月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
15:45 FRF 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前月比] 3月
15:45 FRF 消費支出[前月比] 3月
15:45 FRF 消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）[前月比] 4月
16:55 DEM 失業者数[前月比] 4月
16:55 DEM 失業率 4月
17:30 GBP 四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）[前期比] 1-3月期
17:30 GBP 四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）[前年同期比] 1-3月期
18:00 EUR 消費者信頼感（確定値） 4月
19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）
19:30 RUB ロシア中銀政策金利
21:30 USD 四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）[前期比年率] 1-3月期
21:30 USD 四半期雇用コスト指数[前期比] 1-3月期
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 4月
-今日のトレードポイント-
本日は、国内で日銀金融政策決定会合や、黒田東彦日銀総裁による定例記者会見、また米国では、四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）など重要指標が控えております。直近でのドル円は底堅く推移しておりますが、重要指標の数値や、要人の発言次第では、今後のトレンドが変わりそうです。今後の値動きを見極めるためにも、本日は、重要指標の発表や、米国の長期金利、主要な株式市場の動向に気を付けて取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.00-110.00
ユーロ・円 132.00-134.00
ポンド・円 151.00-153.00
