ドル円は伸び悩む場面も見られたが続伸
昨日のドル円は、東京市場において米10年債利回りの上昇がドル買いを誘発するなか、日経平均株価の上げ幅拡大に伴いじりじりと上昇し109.35円近辺まで上昇しました。欧米市場では、クロス円の上昇を支えに109.74円付近まで上昇しましたが、その後は米長期金利の上昇の幅縮小やナイトセッションの日経平均先物の下落に伴い109.24円近辺まで値を下げました。米株価が反発した場面では109円台半ばまで買い戻される場面もみられたものの、対欧州通貨などでドル安が進むと押し戻される値動きとなりました。前日比では0.096円高い109.317円で取引を終えました。
≪2018年2月1日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・円 ：「ベア」 売り78% 買い22%
英ポンド・円 ：「ベア」 売り57% 買い43%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り23% 買い77%
NZドル・円 ：「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り80% 買い20%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 1月
09:30 AUD 四半期卸売物価指数（ＰＰＩ）[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期卸売物価指数（ＰＰＩ）[前年同期比] 10-12月期
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 1月
19:00 EUR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前月比] 12月
19:00 EUR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前年同月比] 12月
22:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 1月
22:30 USD 失業率 1月
22:30 USD 平均時給[前月比] 1月
00:00 USD 製造業新規受注[前月比] 12月
00:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 1月
- 今日のトレードポイント -
1日に米労働省が発表した新規失業保険申請件数（前週分）は前週比1000件減の23万件となり労働市場の引き締まりと米経済の底堅さを示しました。新規申請件数は30万件を切ると労働市場が力強いと判断されるため、件数は152週連続でこの水準を下回っています。これを受け本日発表される雇用統計に期待が集り、ドル円は底堅い推移が予想されます。ただ109.50円前後では米短期勢による断続的なドル売りが観測されていることからこの水準では上値が重くなりそうですが、雇用統計の結果次第ではこの水準を突破することを視野に入れ取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.00-109.90
ユーロ・円 136.00-138.00
ポンド・円 155.00-158.00
