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基本的な取引手法をおさえるには相場の流れをとらえる必要があります。それぞれの相場の流れに合わせて適切な取引手法でトレードを行うことが、どのような取引手法を用いるにしても重要となります。また、自分に合った取引手法を見つけて深化させていくことでその確度は上昇していくことでしょう。
どのような取引手法を行うにしても避けては通れないのが、トレンド相場との付き合い方です。相場は一定の値幅で推移するレンジ相場と、一方の方向に値を伸ばすトレンド相場の2種類が存在しています。一般的にはトレンド相場の方が利益を出しやすいと言われています。このトレンド相場に対して、どのような取引を仕掛けるかによってその名称が異なり、基本的には次の2種類に大別されます。
相場のトレンドに合わせる取引手法…順張り
相場のトレンドに逆らう取引手法…逆張り
順張りはトレンドの発生時および発生後初期・中期に、トレンドが発生している方向にエントリーを行う取引手法です。順張りはトレンドの波に乗るような形で利益を伸ばせるため比較的安心してエントリーすることができます。一方で、トレンドの発生を匂わせた後に逆行する”ダマシ”や、反転後の大きな逆行に飲まれる恐れがあるなどの警戒すべき点があります。
逆張りはトレンドの終了時および発生後末期にトレンドが発生している方向と逆方向にエントリーを行う取引手法です。トレンド発生後は反転し大きく逆行することが少なくありません。逆張りはトレンドの終わりを見極めて取引を行うため、トレンド終了後の大きな反転の値幅を取ることができます。一方で、エントリー後もトレンドが継続してしまった場合や、レンジ相場へ移行して大きな値幅が発生しなかった場合などは損失が発生したり利益が限定されたりしてしまいます。
どちらも一長一短と言えますが、相場の流れを上手くとらえることができれば、両方とも大きな利益をとることができます。一般的にトレンドの発生・終了を見極めるのはインジケーターやオシレーターといったテクニカル指標を用います。また、海外では順張りが好んで使われるのに対して、日本では逆張りが好んで使われます。
基本的な取引手法は、トレンドの発生に対して、順張りでトレードを行うのが最もシンプルです。先述のように相場の動きにはレンジ相場とトレンド相場の2種類が存在しています。上昇トレンドと下降トレンドは一度発生すると一定の期間はその方向性に動き続ける傾向があるため、レンジ相場よりトレンド相場でトレードをする方がシンプル且つ時間的効率が良いと言えるでしょう。トレンドの発生はオシレーターやインジケーターといったテクニカル指標で察知することができます。もちろん完璧にトレンドの発生を察知することはできませんから、レンジ継続やトレンド逆行といった”ダマシ”にも注意を払っていくことが必要です。
トレードの手法は基本的に4つに大別されます。トレードを行う時間軸、つまりエントリーからクローズ(決済)までの時間でトレードの手法を分類することができます。この手法によって用いる取引手法も大きく変わってきます。自分に合った取引手法を見つけるには、生活リズムや性格、また投資方針などと照らし合わせてみると自然と適切なもの、得意なものが見つかるかもしれません。それでは見ていきましょう。
1つめは「スキャルピング」です。スキャルピングは短時間に何度も売買を繰り返す手法です。数秒から数分の短時間で小さい利益を積み重ねることで最終的に大きな利益を獲得することが狙いです。1度のトレードでは数pipsから数十pips程度の利益もしくは損失ですが、勝率を高めることができれば短時間のトータルで大きく勝ち越すことができます。
一方で、常に相場を見ている必要があり、初心者にとってはトレードのタイミングの見極めが非常に難しいと言えます。
2つめは「デイトレード」です。デイトレードは数十分~1日の間で売買を行う手法です。スキャルピングよりもう少し長い期間ポジションを保有し続けます。ポジションの日またぎはしませんが、1回のトレードの利益は比較的大きく、日またぎリスクも排除し、比較的安心してトレードを行うことができます。株式などでは別名「日計り取引」などとも言われます。
3つめは「スイングトレード」です。スイングトレードは2日~5日の間で売買を行う手法です。期間はデイトレードよりやや長い期間で、一度に狙える値幅や利益も大きくなります。また、スキャルピングやデイトレードに比べて相場を常に確認しておく必要もなく、兼業で取引される方にお勧めのトレード手法です。
一方で、1度に狙える利益が大きくなる半面、損失が発生する場合も大きな損失になりトレードに対してストレスを感じやすい点に注意が必要です。
4つめは「ポジショントレード」です。ポジショントレードは1週間以上の間で売買を行う手法です。期間は分類できるトレード手法の中で最も長く、年単位でのトレードも視野に入れたものとなります。当然、取引機会は少なくなるものの、1度に狙える利益はとても大きいものになります。エントリー前に相応の分析が必要になるため初心者には些かハードルは高くなるものの、長期的な視線で戦略を立てることができるため短期の動きにストレスを感じなくてすむメリットもあります。
FXで取引を行う際に、ただ闇雲にエントリーするのでは利益を減少させ損失を増加させるだけとなってしまいます。取引を行う前に必ず相場分析を行う必要があります。相場分析の手法はシンプルに2つの手法に大別されます。それぞれに無数の細かい分析手法がありますがここでは大本となる2つのジャンルの解説をしていきます。それでは見てみましょう。
FXの相場分析の手法1つめは「ファンダメンタルズ分析」です。ファンダメンタルズは経済の基礎的状況を表しています。具体的には経済状況や金融政策、政治などの分析により相場を予測します。取引している通貨の国や関連する国の経済指標や要人発言などを参考にしつつ、国の経済状況、ひいては通貨にどのように影響するのかということから分析を重ねていきます。しかし初心者の方はニュースやデータが通貨にどのような影響を及ぼすのか分析することは、難しいかもしれません。まずは新聞やネットニュース、X(Twitter)などとチャートを見比べて、どのような話題がマーケットにどのような影響を与えるのかを見てみるとよいでしょう。
FXの相場分析の手法の2つめは「テクニカル分析」です。テクニカル分析は過去の値動きを示すチャート分析をする手法です。チャートには過去の値動きと現在の値動きが示されており、それらの中から法則性を見つけてトレードを行います。一般的には、チャートにはローソク足とよばれる実体部分とヒゲ部分でできたものが表示されています。選択した時間単位の始値・高値・安値・終値の4つの価格情報が詰まっており、陽線と陰線で始値と終値のどちらが高かったかを示します。ローソク足1本で描く時間軸によって分足、日足、週足、月足、年足などもあります。ローソク足の見方が分からなければテクニカル分析は元よりファンダメンタルズ分析においても現状認識ができなくなってしまうので、見方はマスターしておきましょう。
蛇足ですが、ローソク足単体の動きを見て売買判断を行う取引手法を「プライスアクション」といいます。
テクニカル分析は前述のローソク足を見て分析する方法とテクニカル指標を用いて分析する方法があります。テクニカル指標を用いて分析した場合はローソク足のみを見るよりはるかに広く深く分析を行うことができます。また、一般的にテクニカル分析はこのテクニカル指標を使った分析のことを指す場合が多いです。テクニカル指標にはトレンド系とオシレーター系の2つがあります。トレンド系はトレンドの有無や発生時期を確認することができます。例として移動平均線やボリンジャーバンドなどが代表的なトレンド系です。それに対してオシレーター系は既に発生しているトレンドに対してそのトレンドが序盤・中盤・終盤のいずれかを判断することができます。例としてRSIやMACDなどが代表的なオシレーター系です。初心者の方にはトレンド系の移動平均線がおすすめです。相場のトレンドが分かりやすく、エントリーポイントも明確なためです。
ローソク足を活用した取引手法は様々ありいくつかのパターンの中から現在のチャートパターンがどれに当てはまるかを考えて取引を行っていきます。数ある取引手法の中で最もシンプルかつ簡単なものなのでぜひ覚えるようにしましょう。
基本的にはローソク足の基本形をもとに、相場を予測・分析します。また、基本形と呼ばれる大陽線や大陰線、十字線などのパターンを覚えればあとはその応用などでかなりのパターンに対応できるでしょう。また、1本のローソク足のみではなく複数のローソク足を組み合わせて分析することで確度の高い分析が可能となるでしょう。具体的には、はらみ線、包み足、窓、三手大陰線などがあり、これらで為替の上昇・下落を予測します。
加えて意識したいのは長い時間軸のローソク足は下位時間軸のローソク足が内包されているという点です。例えば、1時間足のローソク足1本には15分足のローソク足が4本内包されている、といった具合にです。そのため、1時間足のローソク足1本で分析を行うよりも15分足のローソク足4本で分析を行った方が確度の高い分析が可能になる場合もあります。ただ、下位の時間足であればあるほど良いという訳では決してなく自分のトレード手法の時間軸に合った時間軸の範囲内での分析をお勧めします。
最後にFX取引が上達するコツを見ていきます。取引手法やトレード手法を学んだうえで、ここで紹介するコツを併せて実践すれば安定した利益を出すトレードが行えるようになるでしょう。そのうえで重要なのは読んで満足するのではなく実践することです。実践すれば必ず貴方のトレードライフの糧となるでしょう。それでは見ていきましょう。
FX取引が上達するコツをいくつか紹介します。
①勝っているトレーダーを真似してみる
これは単に取引を真似るだけではなく、そのトレードの理由を自分で考えることにポイントがあります。SNSなどを見渡すと勝っている(もしくはそう見える)トレーダーが山のようにいます。またそうしたトレーダーがエントリーのタイミングを発信しているのを見つけられるでしょう。このトレードを闇雲に真似するのではなく何故エントリーしたのか、どのような取引手法に基づいて判断したのか、利確ラインはどこなのか、損切ラインはどこなのかなど考えられるとインプットとなり、自分のトレードにアウトプットすることができるでしょう。テクニックを盗むためには分析が必須です。
繰り返しになりますが、勝っているトレーダーのトレードを闇雲に真似する行為には何の意味もありません。
②取引のマイルールを作る
取引ルールを作ることは極めて重要です。なぜならトレードで損失を出してしまう多くの理由が感情に起因しているからです。マイルールを作ってそれを厳守することで感情の要素を排除でき、損失が出てしまった場合にも問題点を洗い出すことができます。
では、具体的にどのようなマイルールを作成すればよいのでしょうか。トレード手法や取引を行う通貨ペア、時間帯、値幅などが挙げられるでしょう。下記の例を参考に自分なりにアレンジしてみてください。
・トレードはロンドン市場時間に限定する
・ロンドンフィキシング(25時)や仲値公示(9時55分)を利用したトレードを行う
・ドル/円・ユーロ/ドル以外の通貨ペアは取引しない
・エントリー時に必ず利益確定・損切ラインを設定する
・指標発表時間にはポジションを持たないようにする
・日またぎのポジションを持たないようにする
・トレンドフォローの取引を行う (逆張りをしない)
最も重要なのは作ったルールを必ず守ることです。守れないようであればルールを緩めるなど随時調整してあげましょう。
③自身のトレードを振り返り記録する
トレードの記録を作ることは将来への糧となります。記録を作る過程でトレードの振り返りを行うことができます。そのトレードの良かった点・悪かった点を整理することで次につなげることができます。振り返る際には②のマイルールを守れたかもチェックして記録しておきましょう。ルールを調整する際に役に立つはずです。
④過去のチャートを繰り返し分析する
過去のチャートを使って自身の取引手法やマイルールが適切かを検証してみましょう。これは「バックテスト」とも呼ばれ専用のソフトウェアも販売されています。しかし、自身が取引する口座のチャートを使うだけでも十分検証は行うことができます。土日など時間に余裕のある時に取り組んでいるトレーダーも多いですが、スキマ時間に過去チャートを見て行うこともできるでしょう。
⑤トレードの練習をする
トレードもスポーツと同じで練習すれば上達は早くなります。多くのFX業者がデモ口座を提供しており、無料で使用することができます。①~④で確立した自身の取引手法やマイルールが現在の相場においても有効かどうかを検証することができます。実際のお金を使った方が上達は早いと言われがちですが、要は打ち込む真剣度の問題ですのでデモ口座でも十分練習はできるでしょう。トレードの練習では注文方法の設定の確認など実際の口座では試すことができない箇所も見ておくようにしましょう。
ここまでで取引手法やトレード手法、相場の分析方法などを紹介してきました。改めて、整理しておきましょう。
①取引手法
・順張り...トレンドの流れに乗る形でエントリーをする方法
・逆張り...トレンドの流れに逆行した形でエントリーする方法
②トレード手法
・スキャルピング... 短時間に何度も売買を繰り返す手法
・デイトレード... 数十分~1日の間で売買を行う手法
・スイングトレード... 2日~5日の間で売買を行う手法
・ポジショントレード... 1週間以上の間で売買を行う手法
③相場分析の方法
・ファンダメンタルズ分析…政治や経済に影響を与える経済指標や要人発言などから相場を分析する方法
・テクニカル分析... 過去の値動きを示すチャートを使い、分析する手法。ローソク足を分析する方法とテクニカル指標を用いる分析方法がある。
④上達するコツ
・勝っているトレーダーを真似してみる
・取引のマイルールを作る
・自身のトレードを振り返り記録する
・過去のチャートを繰り返し分析する
・トレードの練習をする
初めから全てを習得して実践することは難しいです。1つずつ丁寧に習得することで闇雲に取引するのに比べてトレードの利益を出せる可能性、勝率はぐっと上昇するでしょう。毎日の積み重ねが貴方のトレードライフを豊かにします。
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