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成行は取引の成立を最優先させる(時価で今すぐ取引したいと希望する)注文で、「通貨ペア、買いと売りのいずれか、注文数量」を決め、「Ask(買)」と「Bid(売)」のいずれかをタップして発注します。
希望の売買レートを指定していないので、必ずしも「Ask(買)」もしくは「Bid(売)」に表示されていたレートで取引が成立するとは限りません。「とにかく、今すぐ時価に近いレートで買い(売り)たい」という状況において用いるのが成行だと言えるでしょう。
これに対し、希望の売買レートを指定する(希望の条件に合ったら取引したいとオーダーするのが指値で、「○○円以下になったら買う」もしくは「○○円以上になったら売る」と指図できるようになっています。できるだけ安く買って、できるだけ高く売るのがあらゆる投資の基本であり、指値はそれを叶えるための注文方法です。
実際に「○○円以上(以下)」になるタイミングを待ち構えて成行注文を入れる場合は、ずっとチャートを凝視し続けなければなりません。しかし、指値ならあらかじめ指定して注文を予約できるわけです。
一方、その名の通り、指値とは逆パターンの指定を行うのが逆指値です。指値が「○○円以上になったら売る」であるのに対し、逆指値は「○○円以下になったら売る」という注文を行います。
そして、指値が「○○円以下になったら買う」であるのに対し、逆指値「○○円以上になったら買う」と指定します。このように、「以上」と「以下」の関係が逆になっているのです。
ただ、指値・逆指値はどちらも時価が「○○円」に達した時点において、ピンポイントで取引が成立します。「○○円」よりも上や下のレートで約定するわけではなく、あくまで「以上」と「以下」は、方向性(レートが上下のどちらに動いたら)を把握しやすくするために用いている表現です。
では、逆指値はどのような場面で活用できるのでしょうか?
たとえば、上がると思って買った際に、逆指値で「○○円以下になったら売る」というストップロスの注文を入れておけば、意に反して下がった場合に指定した水準でポジションが解消されて、さらに損失が膨らむことを回避できます。
買い建ての場合は、指値で買って指値で利益を確定させるとともに、逆指値でストップロスも設定しておくという組み合わせが効果的です。
反対に、下がると思って売り建てたとすれば、逆指値で「○○円以上になったら買い戻す」というストップロスを入れておけます。読みが外れて上がったら、その水準でポジションが決済されて、損失の拡大を食い止められます。
したがって、売り建ての場合は、「○○円以上になったら売る」という指値を入れる一方で、「○○円以下になったら買い戻す」という指値で利益確定、「○○円以上になったら買い戻す」という逆指値でストップロスを入れるのが基本となります。
FX取引では自分が頭に思い描いたシナリオに沿って、さらに便利な注文方法を使い分けられます。その1つがOCO(オーシーオー)注文と呼ばれるものです。
OCOは“One Cancels the Other”の略で、内容が異なる2つの注文を一度に出しておき、どちらかが成立したら自動的にもう片方がキャンセル(取り消し)になるという注文方法です。新規注文はもちろん、あらかじめ決済注文を入れておく際にもOCO注文は重宝します。
たとえば、1米ドル=108円で買いのポジションを建てていた場合に、①113円以上になったら売るという利益確定の指値、②105円以下になったら売るというストップロスの逆指値を同時に出しておけるわけです。読み通りの展開になれば1米ドル当たり5円以上の差益を確定できるとともに、円高に反転しても3円のロスに損失を抑えられます。
忙しくてチャートの推移をずっとウォッチしていられない人でも、IFD(イフダン)注文を活用すれば、エントリーや利益確定のチャンスを逃さなくて済みそうです。IFDは“If done”の略で、新たにポジションを建てる際に、決済の注文まで設定できます。
新規注文が約定してポジションが建ったら、2つ目の注文が自動的に有効となります。「もしも、○○円で買い(売り)が成立したら、△△円に達した時点で売る(買い戻す)」という筋書きに沿って注文が執行されていくわけです。
たとえば、目の前で1米ドル=109円まで円高が進んでいて、さらにもう少しその傾向が続いた後に円安へと流れが反転すると予想したと仮定しましょう。そのような場面でIFD注文を用いれば、「108円以下になったら買う」という新規建てのための指値と、「114円以上になったら売る」という決済のための指値を同時に入れられます。
読みが当たって108円まで円高の流れが続けば最初の注文が約定し、その後に円安に転じて114円になったら利益確定が行われるわけです。これに対し、108円に達しなかった場合は、どちらの注文も執行されません。
手間要らずで、利益確定とストップロスの決済の指図を行える注文方法もあります。IFO(イフダン・オーシーオー)注文がそれで、前述したIFD注文とOCO注文を組み合わせたものです。
新規の注文が約定したら、利益確定のための指値と、ストップロスのための逆指値が自動で発注される仕組みになっています。そして、指値と逆指値のどちらかが約定すると、もう片方は自動的にキャンセルとなります。
IFD注文の説明で挙げたものと同じ具体例で説明していきましょう。目の前で1米ドル=109円まで円高が進んでいて、さらにもう少しその傾向が続いた後に円安へと流れが反転する予想したと仮定したケースです。
IFD注文では、「108円以下になったら買う」という新規建てのための指値と、「114円以上になったら売る」という決済のための指値を同時に入れられました。
読みが当たって108円まで円高の流れが続けば最初の注文が約定し、その後に円安に転じて114円になったら利益確定が行われるわけです。IFO注文では、さらにストップロスの逆指値もセットでき、たとえば「107円以下になったら売る」と設定しておいたと仮定しましょう。
108円で最初の注文が約定した後、予想に反して円高の流れが止まらなかった場合に107円でストップロスのオーダーが執行されて、損失の拡大を阻止できます。つまり、相場がどちらに動いても、IFO注文なら自動的に対処できるわけです。
このように、FX取引ではユニークで便利な注文方法がそろっており、それぞれの特徴やメリットをきちんと理解したうえで、上手に使い分けると快適なトレードが可能となります。あらかじめセットしておけば、ずっと相場を見ていなくても、その推移に応じて利益確定やストップロスが進められていきます。
しかも、注文の変更や取り消しは外出先からスマートフォン経由で自由自在にこなせます。自分がイメージしたシナリオに応じて注文方法を使い分け、さらにモバイルトレードも駆使すれば、投資成果の向上も期待できそうです。
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