約5分で申込完了!最短当日取引可能
※「スマホで本人認証(免許証または個人番号カードのみ)」をご利用の場合
新規口座開設で
最大100万円キャッシュバック
外国為替証拠金取引、FX(Foreign Exchange)における通貨ペアとは、取引を行うふたつの通貨の組み合わせのことです。異なる国の通貨を売買(交換)することで利益や損失が生じる取引を行うFXでは、どの通貨ペアで取引を行うかは非常に大きなポイントとなります。
FXにおける取引では、各種通貨ペアを表記する際に簡単なルールが存在します。「米ドル/円」のようにふたつの通貨を“/”で区切り、取引の際に基準として位置付けられている通貨(基軸通貨)を左側に、右側には取引の際に決済を行う通貨(決済通貨)が表記されており、「米ドル/円」の場合「1米ドルを何円で交換できるのか」を意味しています。
FXに関する取引において、覚えておきたい フレーズが「クロス円」と「ドルストレート」です。これは、前述した通貨ペアにおいて取引を行う際に、米ドル以外の通貨と日本円の組み合わせのものを「クロス円」と呼び、米ドルとその他通貨を取引する組み合わせのものを「ドルストレート」と呼びます。また、「ユーロ/ポンド」のような米ドルも日本円も含まれない組み合わせについては「クロス通貨(合成通貨)」と呼ばれています。
クロス円
円との取引の間に
「米ドル」を仲介する通貨ペア
(例)EUR/JPY, AUD/JPY,
GBP/JPY, NZD/JPY
ドルストレート
「米ドル」と直接取引
できる通貨ペア
(例)USD/JPY, EUR/USD, AUD/USD,
GBP/USD, NZD/USD
取引において、これら「クロス円」「ドルストレート」がどのように影響してくるのか、初心者の方は頭の中に「?」とクエスチョンが湧いてしまうかもしれません。「ドルストレート」はカンタンで、米ドルで直接ペアとなっている通貨を取引します。米ドルと日本円、米ドルとユーロなどがその例になります。
一方の「クロス円」の取引においては、基軸通貨と日本円の取引に米ドルを介して取引が行われます。具体例を示すと、「豪ドル/円」の組み合わせにおいては、まず日本円で米ドルを購入、その米ドルを用いて豪ドルを購入する、という米ドルを介した取引となるのです。
なぜ、米ドルを介した取引となるのか。その疑問について、次の項で解き明かしていきます。
なぜ「クロス円」取引において米ドルを介したものになるのか? それは、端的に言えば、米ドルは世界経済における基軸通貨だからです。 古くは英国ポンドが基軸通貨として認知されていましたが、米国経済の成長等によりその地位は米ドルへと移り、グローバルな金融取引において幅広く用いられるようになりました。
またFXの世界では「メジャー通貨」「マイナー通貨」といったフレーズもあります。明確な定義はありませんが、FX市場において取引量や取引参加者の多い通貨を「メジャー通貨」、少ないものを「マイナー通貨」として認識しておいても差し支えないでしょう。
一般的に、「メジャー通貨」として挙げられるのが、先に「世界の基軸通貨」と紹介した米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、豪ドル、スイスフラン、ニュージーランドドル、カナダドル などがメジャー通貨として認識されています。また、金融の世界において、メジャー通貨は「G10(Group of Ten)通貨」とも呼ばれており 、経済ニュースなどで見掛けたことのある方も多いかもしれません。
実際にFX取引を行う際にどの通貨ペア で取引を行うか、というのは、初心者にとって頭を悩ませるポイントでしょう。FX取引では、大きくふたつの利益を得る方法が存在します。ひとつ目は、為替相場の変動により生じる為替差益(キャピタルゲイン)による利益です。ふたつ目が、通貨ペアを保有することで得られるスワップ収益(インカムゲイン)による利益です。
為替差益(キャピタルゲイン)は、一般的な儲けのイメージ同様に「為替レートが安いときに買い、高くなったら売る」ことで得られますが、FXにおいてはその逆、つまり買いではなく売りから取引を始めることができるのも大きな特徴のひとつです。
通貨ペアそれぞれの金利が影響しており、例えばA通貨の金利が5%、B通貨の金利が1%だと仮定した場合、その金利差分4%がスワップポイントとなります。為替レートの変動は関係なく、金利が高い通貨を買う(保有する)ことで預金の金利のようにスワップ収益(インカムゲイン)がほぼ毎日受け取れるのです。
FX取引における収益のポイントを踏まえた上で、「自分に合ったトレードの方法はどれか?」を考えていくと、取引を始める通貨ペアを選択する上でのヒントが見えてきそうです。
取引量が多い通貨ペアは流動性が高くなるので急激に相場が動くことがあまりなく、トレンドを反映した値動きとなることが比較的多いことから、安心して取引を始めることができます。 また、取引を行う人も多いため、テクニカル分析にも有用な情報が多いことはもちろん、経済指標や要人発言、紛争などの地政学的内容も含めたファンダメンタルズ分析に関連する情報も入手しやすい環境が整っています。
FXの取引では、通貨ペアを売買する際に発生する価格差が存在します。通貨ペアを売る際に適用される 価格を「Bid(売値)」と、通貨ペアを買う際に適用される 価格を「Ask(買値)」といい、その差額をスプレッドと呼びます。スプレッドには「pips」という単位が存在します。日本円を含む通貨ペアでは、主に「銭」が用いられますが、1pips=1銭(0.01円)と定義されています。その他の通貨ペアでは、一般的に0.0001=1ポイントと呼ばれ、1pips=1ポイントと定義されます。このように「pips」は共通の値幅を指す単位として用いられます。
ボラティリティとは、値動きの変動率、つまり値動きがあるかどうかを表現する際に用いられる言葉です。「今あの通貨ペアはボラ(ティリティ)が高い」など、略して呼称するケースもみられます。FX取引は為替差益によって収益を追い求めるため、ボラティリティが低く値動きが少ない状況では利益 を出すことの難易度が高くなってしまいます。ですが、その逆で価格が乱高下するような通貨ペアの場合は、利益 はもちろん損を掴むリスクも高くなってしまうため、“適度な”ボラティリティの通貨ペアを選ぶことはFX取引においてとても重要といえそうです。
取引量が多く、スプレッドは狭い。それでいて、適度なボラティリティがある通貨を選ぶこと。そして、為替差益(キャピタルゲイン)で損切りを入れながら「損少利大」 を狙っていくのか、スワップ収益(インカムゲイン)でコツコツ利益を積み上げるのか……。自分の投資スタイルに合った通貨ペアを探していくのも、FX取引の楽しみ、醍醐味のひとつです。そこで、投資スタイルに応じた通貨ペア選びの参考として、「取引量の多い通貨ペア3選」と「積み上げに向く高金利通貨3選」をご紹介します。
前述した通貨ペア選び3選でも取り上げた取引量の多さですが、G10通貨にその組み合わせが集中しています。金融先物取引業協会が公表した通貨ペア別取引金額において、「米ドル/円」は他を圧倒する取引金額を記録しています。また、欧州単一通貨として使用されているユーロも人気が高く、第二の基軸通貨としての側面を伺わせます。ここでは、FX市場で取引量の多い通貨ペア3つについて特徴を解説していくので、自身の通貨ペア選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
米ドルは国際的な金融取引の決済において多く用いられています。「米ドル/円」は取引量と流動性が高く、市場でのスプレッドが狭いです。値動きが比較的安定していることからFXに初挑戦する投資家に適している通貨ペアのひとつと言えるでしょう。為替相場に影響を及ぼすFOMC(連邦公開市場委員会=米国における金融政策の決定会合)後や米国雇用統計(雇用状況調査で極めて重要視される経済指標)などの情報を容易に入手できることも大きな魅力です。
1993年に発足したEU(欧州連合)のもと誕生した単一の共通通貨がユーロです。ユーロです。米ドルに次いで世界で2番目に取引量の多い通貨で、第二の基軸通貨とも呼べる存在です。「ユーロ/円」は流動性が高く、スプレッドが狭いため、「米ドル/円」以外の通貨ペアに挑んでみたいという投資家にも注目されています。EUはドイツやフランスを屋台骨として、多くの加盟国から構成されている経済圏です。ユーロ相場は欧州各国の影響を受けることから、材料が豊富でトレードチャンスが多いと言えるでしょう。
世界でもっとも取引されている通貨の組み合わせがユーロと米ドルです。言わば「世界の基軸通貨同士の通貨ペア」なだけあって、その取引量は群を抜いています。「ユーロ/米ドル」のユニークな特徴として、一度トレンドが出現するとそれが持続しやすい傾向にあります。例えば、一旦上昇が始まると目立った押し目買いの間もなく上昇し続けるといったケースも珍しくありません。 また、アジア時間では緩やかな値動きで、欧州時間にかけて値動きが活発になるケースが多く見受けられます。
FXでは、日本のような超低金利の国の通貨を売って、金利水準が高い国の通貨を買うことで得られるスワップ収益(インカムゲイン)と呼ばれる収益を、ポジションを決済するまでほぼ毎日得ることができます。このスワップ収益は非常に魅力的ですが、高金利で知られる新興国通貨は値動きが荒い局面もあるため、資金とポジション管理に気を配りたいです。 ここでは、高金利通貨として認知され日本でも人気の高い通貨ペアを3つ紹介していきます。
アフリカ大陸の最南端に位置し、大陸最大の経済大国として成長を遂げた南アフリカ共和国(以降、南ア)。金の埋蔵量世界1位、ダイヤモンドやプラチナといった鉱物資源も豊富で資源国通貨としても認知されています。また、長期的に人口・若年層の増加が見込まれており、労働市場や消費面の需給拡大から、今後もアフリカ圏を牽引する経済成長が期待されています。その南アで用いられるランドは、 政策金利の高さが魅力です。日本国内の投資家にも人気が高く、資源価格の動きと相関性があることも特徴と言えるでしょう。一方で、取引を行う上では電力問題に代表される南アの国内情勢の不安定さなどのリスク面は考慮しておく必要があります。
ヨーロッパとアジアにまたがるイスラム圏の大国であり、世界有数の親日国でもあるトルコ共和国。「カッパドキア」や「トロイア遺跡」に代表される世界遺産を数多く有し、観光業は重要な収入資源となっています。新興国の中でも経済成長率は高く、近年では黒海で過去最大級と言われる天然ガス田を発見、2023年までの生産開始に向け減税措置を実施するなど、エネルギー資源活用にも期待が寄せられています。トルコリラは、古くから高金利通貨の代表格として注目されており、今もなお高いスワップ収益は根強い人気を誇っています。また、トルコリラは良くも悪くもエルドアン大統領の影響を受けやすく、その国内外に対する言動やスタンスを受けて相場が変動することも少なくありません。 圧倒的なリーダシップゆえ特に政治的・地政学的なリスクが高まる場面には注意が必要ですが、とりわけ大統領の発言に注目して投資を行いたいです。
メキシコは北アメリカの南部に位置し、中南米を代表する新興国のひとつです。人口・名目GDPでは、ラテンアメリカ の中でブラジルに次ぐ2位であり、オーストラリアやスペインと同じ経済規模を誇っています。石油や天然ガスといった天然資源にも恵まれており、通貨ペソは資源国通貨としての一面も持ち合わせています。比較的安定した値動きとなることが多く、近年は高金利でスワップ収益が狙え、なおかつリスクを抑えた取引が行えるとあってか、日本国内でも取引金額が急伸するなど人気を集めています。 過去トランプ政権時代には米墨関係悪化が懸念される局面がみられましたが、バイデン政権に代わり両国の結びつきの強化されたことで、ペソ相場には追い風となっています。米国の影響を受けやすいといった点はメリット・デメリットの両面で意識しておくとよいでしょう。
みんなのFXでは、初心者にもチャレンジしやすい通貨ペアや高金利通貨の通貨ペアなど、豊富な34通貨ペア での取引を行うことができます。FXの王道とも呼べる米ドルを軸とした通貨ペアも、相場変動の振れ幅が大きく高額のリターンが狙いやすい通貨ペア も、じっくりコツコツ作物を育てていくかのようなスワップ収益を狙う通貨ペアも、きっとアナタのトレードスタイルに合った通貨ペアを見つけることができるのではないでしょうか。
スワップポイントに関する注意事項
※掲載のスワップポイントは、FX口座において買ポジションを保有し翌営業日まで持ち越した場合に付与されます。
※0.1Lot単位の場合は1Lotあたりのスワップポイントの10分の1の金額となります。
なお、1円未満のスワップポイントは、受取り支払いともに日々積み立てられますが、取引画面の累計スワップおよびスワップポイントの決済時(ポジションの決済またはスワップ受取)においては、受取りの場合は小数点以下を切捨て、支払いの場合は切上げて反映されます。
※スワップポイントは、各国の景気や政策などの様々な要因による金利情勢を反映した市場金利の変化に応じて日々変化します。
※各国の金利水準によってスワップポイントの受取又は支払いの金額が変動することや、場合によっては受け払いの方向が逆転する可能性があります。また、これに伴い追加の資金が必要になることや、ロスカット値が近くなること、場合によってはロスカット取引が行われる可能性があります。
※本ページの内容は掲載日時点の情報であり、将来およびお取引に際して掲載の数値や金額等を保証するものではありません。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。