FXレポート

株高・円安の好循環続くか!

 先週のドル円は、東京市場が休場のため、上海株やシカゴ先物市場(CME)日経平均先物が下落したことを背景に投資家のリスク志向低下からドルを買い進める動きは限られ、104.60円近辺まで下落しました。午後に入っても売り優勢となり、一時104.076円まで下げたものの、下値の堅さを確認すると徐々に買い戻しが入りました。欧米市場では、ユーロ絡みの取引が中心となったほか、米長期金利の上昇などをながめ円売り・ドル買いが出た半面、米国株の失速が相場の重しとなったため方向感の乏しい展開となり、前日比では0.092円高い104.801円で取引を終えました。

≪2014年1月3日クローズ時点≫
ドル・円     :「ブル」売り33% 買い67%
ユーロ・円   :「ブル」売り45% 買い55%
英ポンド・円  :「ブル」売り41%  買い59%
豪ドル・円   :「ブル」売り19%  買い81%
NZドル・円  :「ベア」売り77% 買い23%
ユーロ・ドル :「ベア」売り58% 買い42%

【今日の主な経済指標】
17:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月    
17:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月    
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月    
18:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 12月    
22:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 12月    
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 11月    
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 11月

                  - 今日のトレードポイント -

今週は、8日に12月ADP全米雇用報告、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、9日に米新規失業保険申請件数、10日に12月米雇用統計等の重要経済指標が目白押しとなっています。本日より東京勢が年末年始の休暇から復帰し、NYダウの史上最高値水準を横目にドル買いが継続されるかに注目です。また10日の米雇用統計に注目が集まっていますが、結果を予想するうえで米ISM非製造業指数やADP全米雇用報告の内容を見定め、突発的な値動きには注意したいところです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円   104.50-106.00  ユーロ・円 142.00-145.00  ポンド・円 170.00-175.50

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