FXレポート

米経済指標の改善から株高・円安の流れ継続か!!

 昨日のドル円は102.494円で取引を開始した後、日経平均株価が60円超の下落となったことを背景にリスク回避のドル売り優勢で、一時102.20円近辺まで下押ししました。欧州勢参加後は、時間外の米10年債利回りが上昇したことで、日米金利差拡大を見越したドル買い優勢から102.50円近辺まで値を戻しました。NY勢参加後では、「日銀は一段と景気を刺激するための緊急時対応策に取り組んでいる」との報道が買い材料視され103円台の高値を更新しましたが、NYダウの下落が重しとなり102.80円近辺まで失速。ただ引けにかけては、日銀が追加金融緩和を検討しているとの観測が強まっているほか、米経済指標の改善を手掛かりに円売り・ドル買いの地合いとなり前日比では0.506円高い102.943円で取引を終えました。

≪2013年12月02日クローズ時点≫
ドル・円   :「ベア」売り51% 買い49%
ユーロ・円  :「ベア」売り84% 買い16%
英ポンド・円 :「ベア」売り71%  買い29%
豪ドル・円  :「ブル」売り18%  買い82%
NZドル・円  :「ベア」売り55% 買い45%
ユーロ・ドル :「ベア」売り71% 買い29%

【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 経常収支
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 10月
10:30 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 10月
12:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 10月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 10月

                  - 今日のトレードポイント -

先週からの株価連動相場が続いており、今週もこの株高・リスク選好の流れが続くかどうかがポイントとなります。また最近は、米国の好調な経済指標の発表が相次いだことで、米連邦準備理事会(FRB)が緩和縮小に着手する時期が早まる可能性もでてきました。今月17・18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での量的緩和縮小観測が一段と強まれば、リスク選好型の円売りと金利差拡大によるドル買いから、ドル円は一段と強い上昇となるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   102.00-103.50  ユーロ・円 137.50-141.50  ポンド・円 165.50-169.50





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