ポルトガル政局不安やエジプト情勢の緊張感の高まりから円買いが加速!!
昨日のドル円は、NY市場のドル高の流れを引き継ぎ100.601円で取引を開始。仲値にかけては本邦輸出企業のドル売りに押されるも、日経平均株価の持ち直しを受け、再び100台半ばでの取引となりました。欧州・NY市場では、ポルトガルの政局不安やエジプト情勢の緊張感の高まりから、投資家のリスク回避姿勢が強まり、ドル売り・円買いが先行。ストップロスを巻き込みながら99.259円まで下落。その後は、6月米ADP雇用統計など米経済指標の結果が市場予想よりも強い結果となったことを受け、米長期金利が上昇。日米金利差拡大への期待からドル買い・円売りが進み、100.141円まで下げ幅を縮小。その後は方向感に欠ける展開となり、前日比では0.770円高い99.863円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、130.571円で取引を開始した後も上昇基調は続き130.856円まで上値を伸ばしました。買いが一服すると、日経平均株価などの軟調な推移を背景に130.32円まで失速。その後は130円台半ばを挟んだ一進一退の動きとなりました。欧州・NY市場では、ポルトガルの政局不安を受け投資家のリスク回避姿勢が強まり、ユーロ売り・円買いが先行し128.649円まで下落。米国株の上昇やユーロドルの持ち直しに伴うユーロ買い・円売りを受け130.283円まで下げ幅を縮小。その後は、売り買いが交錯する展開となり、前日比では0.674円安い129.933円で取引を終えました。
≪2013年7月3日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ベア」売り64% 買い36%
ユーロ・ドル :「ベア」売り78% 買い22%
英ポンド・円 :「ベア」売り65% 買い35%
豪ドル・円 :「ブル」売り 8% 買い92%
NZドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
10:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 5月
20:00 GBP イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 EUR 欧州中央銀行(ECB)政策金利
- 今日のトレードポイント -
本日は米国が独立記念日により米国市場が休場となることから、取引参加者数の減少から方向感に欠く展開になるかもしれません。ただし、欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会やイングランド銀行(BOE)の金融政策委員会の結果発表など重要な経済指標の発表があるため、薄商いによるボラタイルな動きには注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 99.00-101.00 ユーロ・円 128.00-132.50 ポンド・円 150.00-155.50
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