ドル円・ユーロ円は株安を受け軟調な展開へ!!
昨日のドル円は、週末の東京都議選の結果を受けて、参院選挙でも自民大勝の思惑が円売りの支えとなるなか、米10年債利回りの上昇による日米金利差を意識したドル買い・円売りを受け98.696円まで上昇。その後は利益確定の売りから98円台前半での推移となりました。欧州・NY市場では、上海総合指数や欧州株、NYダウ平均の下落を受け97.218円まで下落。一時、岩田規久男日銀副総裁が「経済・物価のリスクは上下に存在。われわれは対応手段を持っている」「追加緩和手段の基本は国債の買い入れ」との発言から円売り優勢となり値を戻す場面も見られましたが、軟調な展開は変わらず、前日比では、0.102円安い97.712円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、128.380円で取引を開始。一時129.209円まで上昇する場面も見られましたが、日経平均株価の下落を受け128円台後半での推移となりました。欧州・NY市場市場では、岩田日銀副総裁の発言から一時値を戻す画面もみられましたがドル円の下落に沿う流れとなり127.289円まで下落。売り一巡後は下げ幅を縮小するも、前日比では0.158円安い128.179円で取引を終えました。
≪2013年6月24日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」売り17% 買い83%
ユーロ・円 ：「ブル」売り47% 買い53%
ユーロ・ドル ：「ベア」売り80% 買い20%
英ポンド・円 ：「ブル」売り32% 買い68%
豪ドル・円 ：「ブル」売り10% 買い90%
NZドル・円 ：「ブル」売り19% 買い81%
【今日の主な経済指標】
15:45 FRF 企業景況感指数 6月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 5月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 5月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 4月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 4月
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 4月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 6月
23:00 USD 消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード） 6月
23:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 5月
23:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
株式市場の動向を見ながらの取引となることが予想されますが、リスク回避を目的とした取引が継続する可能性が高く、ドル円・ユーロ円ともに上値は限られた展開となるのではないでしょうか。ドル円・ユーロ円ともに昨日の安値を下回った場合、ドル円は6月21日の安値96.860円、ユーロ円は6月18日の安値126.201円まで下値を模索する可能性があるためポジション整理には注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 96.00-98.70 ユーロ・円 127.00-130.00 ポンド・円 148.00-153.50
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