米英の休場で動意に欠ける展開か
先週金曜日のドル円は序盤、仲値にかけてドル買いが優勢になり102.584円まで強含む展開になったものの、午後に入り日経平均が上げ幅を削ったことをきっかけに円買いが強まり101.05円付近まで反落しました。欧米市場では、独IFO景況感指数が市場予想を上回ったことから、一時的に円売りが先行しましたが、欧米株式の株安を受けてリスク回避の動きになると前日比-0.718円の101.158円まで軟化し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、ドル円と同様に仲値に向けて買いが先行し132.520円まで上昇したものの、前日の暴落から反発していた日経平均が上げ幅を縮小したことに伴って、リスク回避の円買いが優勢となり130.70円付近まで急落しました。その後の欧米市場では、強い独経済指標を受けてリスク回避の動きが後退したほか、急ピッチな下降の反動もあって大幅に回復。しかし引けにかけて、軟調な欧米株式が嫌気されたことで、ユーロ円は「往って来い」の展開になると130.823円(前日比:-0.943円)まで押し戻されて取引を終えました。
≪2013年5月24日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り16% 買い84%
ユーロ・円 :「スクウェア」売り50% 買い50%
ユーロ・ドル :「ベア」売り65% 買い35%
英ポンド・円 :「ブル」売り35% 買い65%
豪ドル・円 :「ブル」売り 9% 買い91%
NZドル・円 :「ブル」売り28% 買い72%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
- 今日のトレードポイント -
金曜日の為替市場は、目立った取引材料のないなか株式市場の株安にリスク許容度が低下し売りが先行しました。本日も株式市場の値動き動向に注意が必要になると思われるものの、米国と英国が祝日で取引参加者の減少していることから、動意に欠ける展開になるかもしれません。ただし、本邦の金融政策に関する要人発言やヘッドラインは荒い値動きになることが考えられるため注意しておきたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 96.00-99.00 ユーロ・円 125.00-128.50 ポンド・円 147.00-151.50
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