本邦ゴールデンウィーク入りも米雇用統計を睨んだ展開か!?
先週金曜日のドル円は、日銀が金融政策決定会合後に展望レポートを公表したものの、物価見通が事前に想定された範囲の修正だったことを受けて、円安材料の出尽くしとの見方から98.25円付近まで下落しました。欧米市場では、米四半期実質国内総生産(GDP、速報値)が2.5%と市場予想の3.0%を下回ったことをきっかけに、ドル円は一時97.554円まで下げ幅を拡大。その後引けにかけて、週末要因となるポジション調整目的の買いが入り前日比-1.324円となる97.987円まで反発し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、2日のECB理事会を控えて追加利下げ期待を背景に堅調に推移していたものの、日銀金融政策決定会合の結果が伝わると円買いが優勢になり128.00円付近まで下落しました。欧米市場では、欧州株式の株安を受けて下げ幅を拡大するなか、米経済指標が市場予想を下回ったことで、リスク回避の動きが強まり一時127.145円まで下落し127.679円(前日比:-1.514)で取引を終えました。
≪2013年4月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り16% 買い84%
ユーロ・円 :「ブル」売り43% 買い57%
ユーロ・ドル :「ベア」売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ブル」売り41% 買い59%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」売り31% 買い69%
【今日の主な経済指標】
11:00 SGD 四半期失業率(速報値) 1-3月期
18:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 4月
21:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 4月
21:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 3月
21:30 USD 個人所得[前月比] 3月
21:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 3月
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 3月
- 今日のトレードポイント -
金曜日の為替市場は、日銀会合や展望レポートの公表を終えて、黒田日銀総裁が「為替水準にはコメントしない」「物価2%が安定的に持続するまで金融緩和を継続させる」などの発言を行ったものの、目新しい内容がなかったことから、材料出尽くしによる円の買い戻しが優勢になりました。今週から本邦のゴールデンウィークに入り、東京市場では取引参加者が減少しており取引が手控えられそうです。ただし、週末に米雇用統計が控えて、海外勢から仕掛け的な動きが入りやすいため、ボラタイルな動きに併せて適切なリスク管理を行うことが重要です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 97.00-99.50 ユーロ・円 126.00-128.50 ポンド・円 150.00-153.50
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