ダウ先物の下落などを受けドルは対ユーロで下落!!
昨日のドル円は、98.080円で取引を開始した後は、株価の流れをにらんでの上下動となり、下値は97.64円近辺、上値は98.366円の間での値動きとなりました。欧州市場では、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が会見で、日銀の金融緩和策は「前向きな一歩だ」と評価したこともあり、市場では「金融緩和を背景に進む円安がやり玉に挙げられることは考えにくい」との見方からドル円は98.527円まで上昇。NY市場では、時間外のダウ先物が底堅く推移するなど投資家のリスク許容度回復が意識されユーロ買いドル売りが先行しことや、この日発表された米経済指標が軒並み市場予想を下回ったことから98円を割り込む場面も見られました。その後は方向感に欠ける展開となるも98円台を回復し、前日比では0.232円高い98.221円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、127.805円で取引を開始。ルー米財務長官の「日銀の過去最大の金融緩和はG20合意に合致」との発言が伝えられた一方、「競争的な通貨切り下げ回避を確認」とのG20草案の内容も報道されているため、方向感の定まらず127.161円から128.437円の値幅での値動きとなりました。欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和に言及したラガルド専務理事の発言を背景に売られる場面も見られましたが、下値の堅さから買い戻され128.782円まで上昇。NY市場では、ドイツの下院がキプロスに対する金融支援策を可決した他、スペインの長期金利の低下が買い安心感につながり128円台半ばで推移する場面も見られました。時間外のダウ先物が伸び悩んだことなどから上値を切り下げる値動きとなりましたが、前日比では0.494円高い128.165円で取引を終えました。
≪2013年4月18日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り23% 買い77%
ユーロ・円 :「ベア」売り52% 買い48%
ユーロ・ドル :「ベア」売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ブル」売り39% 買い61%
豪ドル・円 :「ブル」売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」売り30% 買い70%
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 2月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 2月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 2月
15:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 3月
17:00 EUR 経常収支 2月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前月比] 3月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 3月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 2月
- 今日のトレードポイント -
15時に安倍首相の会見が予定されていますが、3本目の矢となる成長戦略に向けてどれだけ具体的な筋道を示すことができるかに注目が集まります。本日も20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に伴う突発的な要人発言に注意しつつ週末に備えポジション管理には気を付けたいことろです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 97.50-99.50 ユーロ・円 126.50-129.00 ポンド・円 148.00-153.00
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