ワイトマン独連銀総裁の発言を契機にユーロは売られる展開へ!!
昨日のドル円は、16日のドル高の流れを受け97.557円で取引を開始。本邦輸入企業のドル買いやアジア株の上昇により強含む展開となり98.432円まで上昇。欧州市場では、欧州株価の下落や米長期金利の低下などからリスク回避姿勢が強まり、円買い・ドル売りが入り97.76円近辺まで上げ幅を縮小しました。NY市場では、ワイトマン独連銀総裁の「新しい情報次第では欧州中央銀行(ECB)が政策金利を調整する可能性」との発言をきっかけにユーロが下落しドルもつられるかたちで97.208円まで下落。その後、NYダウ平均が下げ幅を縮小したことや米10年債利回り低下が一服したことでショートカバーが優勢となり、98円台前半まで買い戻しが入る展開へ。前日比では0.477円高い97.989円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は128.547円で取引を開始した後、明日から20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えているため円に売りにくさはあるものの、主要国が金融緩和を実施しているなかで日本だけが批判の対象にもなりえないとの見方からじりじりと上昇し129.732円まで上値を伸ばしました。欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)のワイトマン理事が17日付けの米紙に掲載されたインタビューにおいて、「新たな情報に応じ金融政策を修正する可能性はある」と利下げを排除しなかったことを受け128.11円近辺まで大幅に下落。NY市場では、ワイトマン独連銀総裁の「新しい情報次第では欧州中央銀行(ECB)が政策金利を調整する可能性」との発言を契機にユーロは対主要通貨で一段安の展開になり126.436円まで下落。その後はショートカバーが優勢となり127円台半ばでの推移へ。前日比では0.835円安い127.670円で取引を終えました。
≪2013年4月17日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ベア」売り46% 買い54%
ユーロ・ドル :「ベア」売り66% 買い34%
英ポンド・円 :「ブル」売り39% 買い61%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」売り31% 買い69%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 3月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 3月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 4月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 3月
- 今日のトレードポイント -
18-19日と20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が予定されているため突発的な要人発言に伴う大きな値動きには注意が必要です。特に日本の過去最大の金融緩和に対する発言には注意が必要となります。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 97.50-99.20 ユーロ・円 126.00-129.00 ポンド・円 147.50-151.00
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