米雇用統計控えて、円安・ドル安
昨日のドル円は、明日の米1月雇用統計を控え様子見ムードの中、昨日の米国株安や予想を下回った本邦鉱工業生産を受けて、日経平均が反落したことから売りが先行しポジション調整の買い戻しが入り90.79円近辺まで下落しました。欧米市場では、新規失業保険申請件数が市場予想を大幅に上回ったものの、市場への影響は限定的でした。その後は、ユーロ円の上昇を受けて円売りが強まり上値を試す展開となり91.42円近辺まで上昇しました。このまま主要国の金融緩和方針が継続されるとの期待もあり前日比0.451円高い91.539円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、ドル円と同様に日経平均が下落するなか、ポジション調整目的の買い戻しが入り123.15円近辺まで下落しました。欧米市場では、12月独小売売上高指数が市場予想を下回ったことを受けて一時122.98円近辺まで下落したものの、その後は底堅く推移し中東勢からの買いが観測されると124.16円近辺まで上昇しました。その後も円売り圧力は強く前日比0.699円高い124.283円で取引を終えました。
≪2013年1月31日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り39% 買い61%
ユーロ・円 :「ベア」売り65% 買い35%
ユーロ・ドル :「ベア」売り83% 買い17%
英ポンド・円 :「ベア」売り58% 買い42%
豪ドル・円 :「ブル」売り33% 買い67%
NZドル・円 :「ベア」売り55% 買い45%
【今日の主な経済指標】
17:30 CHF SVME購買部協会景気指数 1月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 1月
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 1月
19:00 EUR 失業率 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 1月
22:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 1月
22:30 USD 失業率 1月
23:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 1月
- 今日のトレードポイント -
本日は、米雇用統計の発表が控えております。先日のADP雇用調査では、予想よりもいい結果となっているほか、市場の円安地合いは強く、予想以上に結果が悪くならなければ引き続き円安の展開が続くと思われます。米雇用統計以外では中国の製造業PMIにも注意したいです。中国経済回復の兆しを示唆する指標結果が増えていますが今回の結果がこうした見方をさらに強めるようなら、リスクオンの流れが加速することが予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 90.00-94.00 ユーロ・円 124.00-128.00 ポンド・円 143.50-147.50
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