財政の崖問題を背景に米指標の関心高まる!!
昨日のドル円は序盤、週末の米雇用統計を控えてポジション調整目的の円買いが入り82.10円付近まで軟化しました。欧州勢参入後には、ストップロスを狙った仕掛け的な円買いから81.85円付近まで急落したものの、買い一巡後には82.00円付近まで回復。NY市場では、目立った取引材料のないなか対ユーロでのドル売りが強まると、ドル円にも波及し前日比-0.363円の81.871円まで軟調に推移して取引を終えました。
ユーロ円は、手掛かりなく終日方向感が定まらず。東京市場では調整主体の円買いから小幅に軟化したものの、その後は107.05円付近で揉み合う展開となりました。欧米市場では、ユーロが対主要通貨に対して強含んだものの、ドル円の下げが重しとなり、ユーロ円は107円台前半を小動きし前日比-0.144円の107.189円で取引を終えました。
≪2012年12月4日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」売り70% 買い30%
ユーロ・ドル :「ベア」売り83% 買い17%
英ポンド・円 :「ベア」売り57% 買い43%
豪ドル・円 :「ブル」売り36% 買い64%
NZドル・円 :「ベア」売り58% 買い42%
【今日の主な経済指標】
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 11月
18:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 11月
19:00 EUR 小売売上高[前月比] 10月
19:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 10月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 11月
22:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・改定値[前期比] 7-9月期
00:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 11月
00:00 USD 製造業新規受注[前月比] 10月
05:00 NZD ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場はは週末の米雇用統計を控えて様子見ムードが強い展開となりました。本日はADP雇用統計やISM非製造業景況指数など注目度の高い指標が多く予定されています。年末に向けて米財政の崖が意識されるなか、マーケットでは米経済指標への関心が強まっており、結果次第では大きく反応する可能性もあることから、しっかりとしたリスク管理を行いたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 81.50-83.50 ユーロ・円 106.00-108.00 ポンド・円 131.00-133.50