手掛かり材料なく方向感に欠く展開に!!
先週金曜日のドル円は序盤、目立った取引材料が見当たらないなか、方向感に欠く展開となり78.60円付近を推移しました。欧州市場に入ると、欧州株式が売り先行したことでリスク回避の円買いが優勢となり78.40円付近まで軟化。NY市場では、ロンドンフィックスにかけてドル売りが持ち込まれ78.162円まで弱含み前日比-0.303円となる78.259円で取引を終えました。
ユーロ円は序盤、ドル円と同様に動意の乏しい展開となり96.60円付近を軟調に推移しました。欧州市場に入ると、欧州株式の株安やスペイン、イタリアの国債利回りが上昇したことが嫌気され、ユーロ売りが強まり96.15円付近まで下落。NY市場では、NYダウの下落が重しとなり95.716円まで下押す展開になったものの、ロンドンフィックスに絡んで対ドルでのユーロ買いが強まり、ユーロ円は連れる形で反発し前日比-0.467円となる96.189円で取引を終えました。
≪2012年8月10日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り 9% 買い91%
ユーロ・円 :「ブル」売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ベア」売り59% 買い41%
英ポンド・円 :「ブル」売り25% 買い75%
豪ドル・円 :「ブル」売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」売り29% 買い71%
【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 6月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 6月
- 今日のトレードポイント -
先週のドル円は3日に米雇用統計を終えて材料出尽くし感から、調整局面に入りもみ合い相場になりました。今週も欧米の夏季休暇や本邦のお盆休暇になるため、取引参加者の減少を背景に方向感に欠く展開になりそうです。もっとも、米国では追加金融緩和への期待感が高いことから、経済指標が事前予想から悪化した場合などは、金融緩和の期待感の高まりからドル売りが強まるかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.00-79.00 ユーロ・円 95.00-98.00 ポンド・円 121.50-124.00