英国の祝日休場で為替相場に動意なし!!
昨日のドル円は序盤、本邦勢が連休明けとなったものの、79.90円付近での方向感の欠く展開となりました。欧米市場では、英国の祝日で市場が休場していたことから、取引参加者の減少により積極的な売買にならなかったほか、強い結果となった米消費者信用残高に対する反応も見られず79円台後半を推移し79.897円(前日比:+0.080)で取引を終えました。
ユーロ円は序盤、フランス大統領選挙において現職のサルコジ大統領がオランド候補に決選投票で敗れたことを受けて、欧州債務危機への懸念から一時103.218円まで急落しました。しかし、欧州市場では買戻しが優勢になったほか、独経済指標が市場予想を上回ったことがユーロのサポート材料となり104.330円付近まで反発に。NY市場では、NYダウの堅調推移に伴って、リスク選好ムードからユーロ買いが継続し104.442円まで上昇し104.276円(前日比:-0.157)で取引を終えました。
≪2012年5月7日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り16% 買い84%
ユーロ・円 :「ブル」売り42% 買い58%
ユーロ・ドル :「ベア」売り56% 買い44%
英ポンド・円 :「ブル」売り41% 買い59%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」売り30% 買い70%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 貿易収支 3月
19:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 3月
21:15 CAD 住宅着工件数 4月
- 今日のトレードポイント -
昨日は英国の祝日で市場が休場だったほか、休み明けの東京市場が静かな取引になったことで、全体的に方向感の乏しい展開となりました。本日から英国の取引参加者が戻ってきて売買が本格化するものの、主な米経済指標の発表が予定されていないことから、株式や金利の値動き動向に伴うリスク許容度の変化に注目したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 79.00-81.00 ユーロ・円 103.00-106.00 ポンド・円 128.00-130.50