ドル買いユーロ売り展開
水曜日のドル円はアジア時間は動意薄の展開となりました。アジア時間序盤では円売りが先行したものの値動きは限定的。80.70円付近まで上昇するとその後は失速しました。月末を迎えた日本の輸出企業勢の円買いドル売り等により安値を安値を80.25円付近まで拡大しました。欧州時間ではドル買い優勢の展開となりました。米国内総生産(GDP)改定値が市場予想を上回ったことにより米国株が上昇。下院金融委員会でのバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長発言により米10年債利回りが急上昇したこともドル買いを加速させました。結局ドル円は81.30円付近まで上値を拡大し、水曜日の取引を終えました。
ユーロ円もアジア時間序盤はアジア時間は動意薄の展開となりました。正午前に上値を108.75円付近まで伸ばした後は失速。欧州時間に入ると欧州中央銀行(ECB)による資金供給オペ(LTRO)が実施され、供給額が市場予想を上回ったことによりユーロ売りが加速。安値を107.90円付近まで拡大した後、ドル買いユーロ売り展開の中、明確な方向感が出せず水曜日の取引を終えました。
ユーロ円もアジア時間序盤はアジア時間は動意薄の展開となりました。正午前に上値を108.75円付近まで伸ばした後は失速。欧州時間に入ると欧州中央銀行(ECB)による資金供給オペ(LTRO)が実施され、供給額が市場予想を上回ったことによりユーロ売りが加速。安値を107.90円付近まで拡大した後、ドル買いユーロ売り展開の中、明確な方向感が出せず水曜日の取引を終えました。
≪2012年2月29日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り35% 買い65%
ユーロ・円 :「ベア」売り56% 買い44%
ユーロ・ドル :「ベア」売り67% 買い33%
英ポンド・円 :「ブル」売り51% 買い49%
豪ドル・円 :「ブル」売り40% 買い60%
NZドル・円 :「ベア」売り61% 買い39%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額[前年同期比] 10-12月期
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
09:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 1月
09:30 AUD 四半期民間設備投資[前期比] 10-12月期
15:45 CHF 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 10-12月期
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 2月
17:30 CHF SVME購買部協会景気指数 2月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 2月
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 2月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 2月
19:00 EUR 失業率 1月
22:30 CAD 四半期経常収支 10-12月期
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 1月
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 1月
22:30 USD 個人所得[前月比] 1月
22:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 1月
22:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 1月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
00:00 USD 建設支出[前月比] 1月
00:00 USD ISM製造業景況指数 2月
- 今日のトレードポイント-
金曜日の雇用統計を前に指標発表を契機とする積極的な仕掛けが展開されています。昨日は円ではなくドルとユーロが市場をけん引する形となりました。対円通貨が伸び悩んでいるように見えますが、ドルとユーロがけん引していることからリスク志向の投資は継続していると見たほうがよいでしょう。本日もユーロ圏での重要指標の発表がありますので、指標結果に端を発する値動きには注意が必要です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 80.20-82.00 ユーロ・円 105.80-109.30 ポンド・円 127.50-130.00
★新サービスバイナリーオプション