海外市場のクリスマス休暇明けも様子見ムード継続か!?
昨日のドル円は序盤、本邦輸出企業から米ドル売り円買いが観測され77.90円付近まで小幅に軟化しました。欧州市場に入ると、英国がボクシングデーの振替休日で休場していることに加え、年末で積極的な取引を取引を手控えられたこともあり総じて動意の出ない膠着相場になりました。NY市場では、米国がクリスマス休暇を明けで市場参加者が戻ってきているものの、新規取引材料も乏しく様子見ムードが広がったことから77.85円付近での揉み合いとなり77.851円(前日比:-0.151)で取引を終えました。
ユーロ円は序盤、年末とあって市場参加者が乏しいことから、薄商いのなかユーロ売りが持ち込まれると101.69円付近まで下落しました。しかしその後、売りが一巡すると買い戻す展開となり101.90円付近まで戻し「往って来い」に。欧州市場では、ロシア中銀が「外貨準備のユーロ比率を減らしてドルの比率を増やす」との見解を示したことから、ユーロ売りが優勢になり101.70円付近まで軟化。NY市場に入ると、ロンドンフィックスにかけて円買いが強まったことで一時101.662円まで下押ししたものの、NYダウの底堅い動きを受けて、短期筋からショートカバーが持ち込まれたことから前日比-0.117円となる101.746円まで小幅に回復し取引を終えました。
≪2011年12月27日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・円 :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」売り39% 買い61%
豪ドル・円 :「ブル」売り29% 買い71%
NZドル・円 :「ブル」売り42% 買い58%
【今日の主な経済指標】
19:30 CHF KOF景気先行指数
- 今日のトレードポイント-
本日、欧米各国がクリスマス休暇が明けて市場に参加者が戻ってくるものの、年末相場とあって薄商いでレンジ取引になりそうです。また、主な経済指標の発表もないことから、株式の値動き動向に伴うリスク許容度の変化に注目したいです。ただ、市場の流動性が低いなか、欧州債務問題のヘッドラインで大幅に振れる可能性も想定されるだけに注意しておきたいでしょう。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.00-78.50 ユーロ・円 101.00-102.50 ポンド・円 121.00-123.00