FXレポート

米国市場が休場のため、全般的に動意薄な展開を継続!!

金曜日のドル円は、株式市場こそ開いているものの、米国がベテランズデーで休日であり、東京市場では材料も乏しく77.30円付近で小動きとなりました。欧州市場に入っても目新しい材料がなかったことで、方向感欠ける動きを継続し、全般的には動意に乏しい展開に。NY市場では米11月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったものの材料視されず、週末のポジション整理の動きも手伝って手仕舞い売りが優勢となりました。77円の大台割れ水準ではクロス円の上昇が支えとなり、77円台前半で膠着状態となったまま、77.184円(前日比:-0.446円)で取引を終えました。

ユーロ円は、イタリアやギリシャの次期首相が決定したことを好感したものの、緊縮財政策に注目が集まっているため、不透明感が払しょくされる結果とはならずに東京時間では105円半ばでの取引に。欧州市場ではイタリア上院の予算関連法案採決などの欧州関連のイベントを控えて様子見ムードが強まり、底堅い動きを維持しました。NY勢の参入する時間帯には、伊上院で緊縮法案が可決されたことで欧州株やダウ平均の大幅上昇となり、リスク選好が強まりました。日本時間2時過ぎには高値となる106.375円まで上げ幅を拡大。中盤以降はリスク選好の動きも落ち着き取り戻し、もみ合い相場となったまま、106.080円(前日比:+0.500円)で取引を終えました。


≪2011年11月11日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り13%  買い87%
ユーロ・円  :「ベア」売り51%  買い49%
ユーロ・ドル :「ベア」売り90% 買い10%
英ポンド・円 :「ブル」売り41% 買い59%
豪ドル・円  :「ブル」売り19% 買い81%
NZドル・円  :「ブル」売り21% 買い79%

【今日の主な経済指標】
06:45 NZD  四半期小売売上高指数[前期比] 7-9月期
08:50 JPY  四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 7-9月期
08:50 JPY  四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[年率換算] 7-9月期
13:30 JPY  鉱工業生産・確報値[前月比] 9月
16:45 FRF  経常収支 9月
17:15 CHF  生産者輸入価格[前月比] 10月
19:00 EUR  鉱工業生産[前月比] 9月


                           今日のトレードポイント

本日は重要な米経済指標を控えていないことから、欧州圏に関する報道や要人発言に注視した展開となりそうです。また、ドル円は為替介入後の最安値を更新をしており、リスク回避の動きが強まった際には介入警戒が必要となりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 76.50-78.00  ユーロ・円 104.50-107.50  ポンド・円 122.50-125.00

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