ドル円は久しぶりの反発!上昇継続なるか!?
昨日のドル円は、日本・オセアニア市場の休場に伴う流動性の低下によって値が振れやすい状況の中、対ユーロの上昇に連れ高となり81.36円まで小幅ながら上昇した。上昇一服後はわずかに値を崩したものの、欧州勢参入後は独・仏の株価上昇によってリスクテイクの動きが優勢となると円全面安の展開に。米国時間に入ってからは米景気改善期待を背景にNYダウが前日比100ドルを超える上昇を見せるとドル買いの動きが強まり81.729円まで値を伸ばした。その後は、注目されていたISM製造業景況指数は市場予想通りの結果となったが、一部ではより強い結果を期待していた反動から反落。FRBによる国債買い入れによって米10年債利回りが上昇幅を縮小したことも圧迫材料となり81.516円まで値を崩した。ただ、引けにかけては、ドルの買い戻しが入ると81.734円で取引を終え、9営業日振りの陽線引けとなった。
ユーロ円は、1月2日付けの英テレグラフ紙で「欧州の債券市場は大量の借り換えニーズのために数カ月以内に第2の信用危機に見舞われる可能性がある」と報じられた事に加え、米金利の上昇が対ドルでのストップ売りを誘発したことが圧迫要因となり値を崩した。しかし、中国の李副首相がスペインの現地紙に対し、スペイン国債の購入を継続する方針を示した事が好感されると流れは一転し値を戻す展開となった。その後、欧州時間に発表されたユーロ圏製造業購買担当者景気指数が予想を上回った事や(予想:56.8、結果:57.1)欧米株価の上昇を背景にリスクテイクの動きが優勢になると一段高となり109.259円まで値を伸ばした。上昇一服後も値を保ったまま109.165円で取引を終えた。
本日の展開
本日のドル円は、米景気改善期待によって米株価・債券利回りが上昇し久しぶりの反発局面を迎えているが、下降トレンドを転換する程の新規材料が出た訳では無いため下方向への警戒が必要となるだろう。12月15日から12月31日まで一本調子に下落していた反動から株高等をきっかけにドルを買い戻す展開となったが、12月のサポートラインとして意識されていた一目均衡表週足転換線を昨年末に下抜け80円台を垣間見ていることから、上昇一服後は再度下値を試す展開を想定しておきたい。なお、本日の米国時間にはFOMC議事録要旨が発表されるが、声明によって大方の内容は既に明らかになっていることから影響は限定的となるかもしれない。むしろ、その前に発表される米製造業新受注に注意が必要となるだろう。昨日発表された指標は予想通りの結果だったにも関わらず期待が大きかっただけに発表後に値を崩す展開となったため、本日の発表において米景気改善期待に水を差す結果となった場合は11月9日安値80.531円までの下落も視野に入れておきたい。
ユーロ円は、欧米株価の上昇によってリスク志向が優勢となっているため、日本をはじめとしたアジア株が堅調推移となった場合、上値を伸ばす展開となるかもしれない。未だに欧州信用問題がユーロの不安要素となっているため、欧州債務危機国の債券利回りに注意を払う必要はあるものの、一時の様な極端に悲観的な見方は和らぎ日足ベースでは下値を切り上げる展開となっているため、現在の上向きの流れがどこまで続くか注目される。なお、本日はユーロ圏消費者物価指数、独失業率の発表が予定されており、予想を上回る結果となった場合、109円台後半に控える一目均衡表日足基準線までの上昇も想定しておきたい。
[今日の予想レンジ]
ドル ・円 80.50-82.50
ユーロ・円 107.80-109.60
ポンド・円 124.80-128.00
【今日の主な経済指標】
16:45 FRF 消費者信頼感指数
17:55 DEM 失業者数[前月比]
17:55 DEM 失業率
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI)
18:30 GBP 消費者信用残高
18:30 GBP マネーサプライM4
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比]
00:00 USD 製造業新規受注[前月比]
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
≪2011年1月3日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」
ユーロ・円 :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円 :「ブル」
NZドル・円 :「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
米株高・金利上昇期待から「ブル」は継続している。半月に及ぶ下落によって4円弱の
下落を記録しているため、どの程度の戻りを試すかが注目となろう。12月15日高値から
12月31日安値までの下落に対する38.2%戻しとなる82.28円近辺が目先の上値目標と考え
られるが、上値の重たさが確認された場合は昨日安値81.067円が意識されるだろう。
ポンド円は「ブル」
先月末から125円台後半で下げ渋っており、上昇期待から9割超が「ブル」となっている。
英独自の変動要因に乏しいため、本日も欧米債券利回り、主要国の株価動向に左右され
る展開が予想される。明確な方向感が無いため、12月30日安値125.503円、12月31高値
127.009円どちらをブレイクするかによってトレンドが生まれるかもしれない。
豪ドル円は「ブル」
12月半ばから83円近辺の揉み合いが継続しており「ブル」を維持している。為替変動が
小さければ、絶対的金利差からブルに妙味があるためスタンスに変化はないようだ。本
日もオセアニア市場は休場となっており、インパクトのある外部要因が無ければ引き続
き堅調な動きが予想される。
ユーロ円は、1月2日付けの英テレグラフ紙で「欧州の債券市場は大量の借り換えニーズのために数カ月以内に第2の信用危機に見舞われる可能性がある」と報じられた事に加え、米金利の上昇が対ドルでのストップ売りを誘発したことが圧迫要因となり値を崩した。しかし、中国の李副首相がスペインの現地紙に対し、スペイン国債の購入を継続する方針を示した事が好感されると流れは一転し値を戻す展開となった。その後、欧州時間に発表されたユーロ圏製造業購買担当者景気指数が予想を上回った事や(予想:56.8、結果:57.1)欧米株価の上昇を背景にリスクテイクの動きが優勢になると一段高となり109.259円まで値を伸ばした。上昇一服後も値を保ったまま109.165円で取引を終えた。
本日の展開
本日のドル円は、米景気改善期待によって米株価・債券利回りが上昇し久しぶりの反発局面を迎えているが、下降トレンドを転換する程の新規材料が出た訳では無いため下方向への警戒が必要となるだろう。12月15日から12月31日まで一本調子に下落していた反動から株高等をきっかけにドルを買い戻す展開となったが、12月のサポートラインとして意識されていた一目均衡表週足転換線を昨年末に下抜け80円台を垣間見ていることから、上昇一服後は再度下値を試す展開を想定しておきたい。なお、本日の米国時間にはFOMC議事録要旨が発表されるが、声明によって大方の内容は既に明らかになっていることから影響は限定的となるかもしれない。むしろ、その前に発表される米製造業新受注に注意が必要となるだろう。昨日発表された指標は予想通りの結果だったにも関わらず期待が大きかっただけに発表後に値を崩す展開となったため、本日の発表において米景気改善期待に水を差す結果となった場合は11月9日安値80.531円までの下落も視野に入れておきたい。
ユーロ円は、欧米株価の上昇によってリスク志向が優勢となっているため、日本をはじめとしたアジア株が堅調推移となった場合、上値を伸ばす展開となるかもしれない。未だに欧州信用問題がユーロの不安要素となっているため、欧州債務危機国の債券利回りに注意を払う必要はあるものの、一時の様な極端に悲観的な見方は和らぎ日足ベースでは下値を切り上げる展開となっているため、現在の上向きの流れがどこまで続くか注目される。なお、本日はユーロ圏消費者物価指数、独失業率の発表が予定されており、予想を上回る結果となった場合、109円台後半に控える一目均衡表日足基準線までの上昇も想定しておきたい。
[今日の予想レンジ]
ドル ・円 80.50-82.50
ユーロ・円 107.80-109.60
ポンド・円 124.80-128.00
【今日の主な経済指標】
16:45 FRF 消費者信頼感指数
17:55 DEM 失業者数[前月比]
17:55 DEM 失業率
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI)
18:30 GBP 消費者信用残高
18:30 GBP マネーサプライM4
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比]
00:00 USD 製造業新規受注[前月比]
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
≪2011年1月3日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」
ユーロ・円 :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円 :「ブル」
NZドル・円 :「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
米株高・金利上昇期待から「ブル」は継続している。半月に及ぶ下落によって4円弱の
下落を記録しているため、どの程度の戻りを試すかが注目となろう。12月15日高値から
12月31日安値までの下落に対する38.2%戻しとなる82.28円近辺が目先の上値目標と考え
られるが、上値の重たさが確認された場合は昨日安値81.067円が意識されるだろう。
ポンド円は「ブル」
先月末から125円台後半で下げ渋っており、上昇期待から9割超が「ブル」となっている。
英独自の変動要因に乏しいため、本日も欧米債券利回り、主要国の株価動向に左右され
る展開が予想される。明確な方向感が無いため、12月30日安値125.503円、12月31高値
127.009円どちらをブレイクするかによってトレンドが生まれるかもしれない。
豪ドル円は「ブル」
12月半ばから83円近辺の揉み合いが継続しており「ブル」を維持している。為替変動が
小さければ、絶対的金利差からブルに妙味があるためスタンスに変化はないようだ。本
日もオセアニア市場は休場となっており、インパクトのある外部要因が無ければ引き続
き堅調な動きが予想される。