G20サミットは11-12日!APEC首脳会合は13-14日!
金曜日のドル円は東京市場序盤、5・10日のドル買い需要や日経平均の大幅高にサポートされ81円台手前まで上昇した。東京市場終盤に発表された日銀の金融政策決定会合の内容は、包括緩和策の一環として創設された基金の増額や海外シンクタンクからマイナス金利導入の可能性が指摘されていたため注目が集まったが、事前に海江田経済財政相から「日銀の緩和策の規模は米国に比べ小さい」と報じられていたなか現状の金融政策を維持することが発表されると、海外勢を中心に失望的な売りが持ち込まれ 80.70円付近まで下落した。欧州時間は、米10月雇用統計前のポジション調整が入ると小幅に買い戻される場面もみられたが、動意はつかず、NY勢参加待ちとなった。注目の米10月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比プラス15.1万人となり市場予想のプラス6万人より強く、また民間部門雇用者数もプラス15.9万人となり市場予想のプラス8万人より強い結果となるとドルの買い戻しが強まり一時81.467円まで上昇した。また、引けにかけバーナンキ米連邦準備理事会議長が「強い米経済が世界経済にとって不可欠、米経済が強くなればドルにとって強いファンダメンタルズになる」と述べたことが好感され底堅い値動きとなり、81.345円で取引を終えた。
ユーロは、FRBが量的緩和第二弾を決定した事や、前日のECB理事会後の会見でトリシェECB総裁が「12月の理事会で今後の流動性供給策について議論する」と危機対応の緩和策から出口戦略に言及したことを手掛かりとしたユーロ買いが先行し、東京市場で対ドルでは1.4250付近、対円も115.05円付近へと上昇。しかし、その後は昨日大幅上昇したこともあり、米雇用統計を前にポジション調整が中心になると、欧州市場序盤に対ドルは一時1.4180付近まで下押しする場面がみられた。対円も日銀が金融政策決定会合で新たな追加金融緩和措置を打ち出さなかったことを受けて円の買い戻しが一時的に活発化すると概ね114円台後半で小動きとなった。欧州時間では9月ユーロ圏小売売上高が予想を下回ったことや、アイルランドのソブリンCDSが過去最高水準に拡大したこと、「スペインの金融機関が流動性の問題を抱えている」との噂が出回ったことなどが売りを誘い113.896円まで急落。NY勢参加後は予想外に強かった米国10月の雇用統計を手掛かりとして114.70円付近まで上昇する場面も見られたが、引けにかけてジリ安となり114.083円で取引を終えた。
今週の展開
今週はG20サミットが韓国のソウルで11-12日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合は13-14日に横浜で開かれ、政治的イベントが焦点となりそうだ。「通貨安戦争」の問題が引き続き議論され、各国の思惑が交錯し具体的な方策を見出すことは難しいと思われる。ただ、各国が通貨安政策をとるなか、メルケル独首相はG20サミットで「米金融政策について討議したい」としており、米国の金融緩和姿勢がドル安を煽っているとの批判が高まる可能性は否めず、一定のドルの買い戻しも期待できようか。また、先週金曜日に発表された米雇用統計も非農業部門雇用者数の増加は5月以来で、民間部門の雇用の伸びも4月以来の大きさとなり、全ての部門において好感できる内容となった事で米二番底懸念は遠のいたとの見たかもできる。しかし、テクニカル面でドル円の反発を期待するのであるならば、10月から強力なレジスタンスとなっている82.00円付近を完全にクリアしければ難しいと考えられる。また下値の80円も依然として心理的な節目であり、波乱含みの展開は続きそうだ。レンジは80.00-82.00円とし、レンジブレイクした方向に動意がつきそうだ。
ユーロは日米の実質ゼロ金利の長期化観測が強まる一方で、ECBは早ければ12月にも金融緩和策の解除に着手する可能性が浮上しており、対ドル、対円ともにユーロの上昇余地は大きいだろう。テクニカル的に見ても対ドルは5日、25日、75日の移動平均はいずれもプラスに傾いており、上昇トレンドと確認することができそうだ。上値の抵抗ポイントはフィボナッチの1.5145ドル(2009年11月)→1.1876ドル(2010年6月)の下押しに対する61.8%戻しの1.4450ドル付近をターゲットとしたい。しかし、ユーロ圏のソブリンスプレッドの拡大には注意が必要でアイルランド10年債は特に7%を超えて、ドイツ10年物国債をおおよそ450bpsも上回っいる。PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)のソブリンリスクはいつ再燃しても不思議ではなく警戒はしておきたい。
尚、本日より夏時間(サマータイム)が終了し「冬時間」切り替わるため、指標発表の時間などには注意しておきたい。
[今週の予想レンジ]
ドル ・円 79.75-82.00
ユーロ・円 112.00-119.00
ポンド・円 125.00-137.00
【今週の主な経済指標】
8日 08:50 JPY 外貨準備高
8日 14:00 JPY 金融経済月報(基本的見解)
8日 14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値
8日 14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値
8日 15:45 CHF 失業率
8日 16:00 DEM 貿易収支
8日 16:00 DEM 経常収支
8日 20:00 DEM 鉱工業生産[前月比]
8日 22:15 CAD 住宅着工件数
9日 08:50 JPY 国際収支・貿易収支
9日 08:50 JPY 国際収支・経常収支
9日 08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比]
9日 09:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
9日 09:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比]
9日 09:30 AUD NAB企業景況感指数
9日 14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
9日 15:45 CHF スイスSECO消費者信頼感指数
9日 16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比]
9日 16:45 FRF 貿易収支
9日 16:45 FRF 財政収支
9日 18:30 GBP 製造業生産指数[前月比]
9日 18:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比]
9日 18:30 GBP 貿易収支
9日 22:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比]
10日 00:00 USD 卸売在庫[前月比]
10日 09:30 AUD 住宅ローン件数[前月比]
10日 14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯
10日 15:30 FRF 消費者物価指数(CPI)[前月比]
10日 16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比]
10日 19:30 GBP 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
10日 21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
10日 22:30 USD 新規失業保険申請件数
10日 22:30 USD 輸出物価指数[前月比]
10日 22:30 USD 輸入物価指数[前月比]
10日 22:30 USD 貿易収支
10日 22:30 CAD 貿易収支
11日 04:00 USD 月次財政収支
11日 08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)[前週分]
11日 08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比]
11日 08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比]
11日 08:50 JPY 機械受注[前月比]
11日 09:30 AUD 失業率
11日 09:30 AUD 新規雇用者数
11日 18:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
12日 15:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比]
12日 16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前期比]
12日 19:00 EUR 鉱工業生産[前月比]
12日 19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比]
12日 23:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値
≪2010年11月5日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」
ユーロ・円 :「ベア」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ベア」
豪ドル・円 :「ベア」
NZドル・円 :「ベア」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
米雇用統計は米10月失業率(予想:9.6% 結果:9.6%)は横ばいの結果と
なったが、米10月民間部門雇用者変化と米10月非農業部門雇用者数変化は
結果がどちらも市場予想の約2倍の好結果となり「ブル」が継続された。仮
に80円割れの史上最安値を試す動きとなれば、日本の円売り介入への警戒
が強まるためサポート要因となる見通しだが、反発局面では本邦輸出企業
の為替ヘッジで断続的に売りが持ち込まれることが想定され上値も重く、
レンジ相場が予想される。今週は10日に9月貿易収支、新規失業保険申請件
数、11日がベテランズデーのため休場、12日の11月ミシガン大・消費者態
度指数・速報値などで動意がつくか注目したい。
ポンド円は「ベア」
米雇用統計を控えて様子見ムードが広がる中、ポジション調整によるポンド
売りが優勢となって「ベア」。ポンドは日米の低金利長期化観測や追加金融
緩和を受けて、相対的に欧州通貨が買われやすい地合いとなっている。また、
このところの堅調な英景気指標を受けて英中銀の追加金融緩和観測は後退し
つつあり、下落局面では押し目買いを検討してみたい。
豪ドル円は「ベア」
豪中銀により発表された四半期インフレ報告において、現状の豪ドル高を容
認する内容が示され上昇したものの、参加者は82円台へ乗せた場面で利益確
定の売りや、割高感から新規売りが散見し「ベア」優勢となった。しかし、
日米の実質ゼロ金利の長期化観測や株高連鎖を背景にキャリートレード志向
が強まっている上、豪準備銀行は追加利上げの可能性を排除していないこと
から、豪ドルは引き続きサポートされやすい展開が予想される。また、FRB
の量的緩和策によるドルの価値希薄化懸念や基軸通貨としての信認低下懸念
を背景に、代替資産の金相場が史上最高値をつけており、資源国通貨には強
気のバイアスがかかりそうだ。
ユーロは、FRBが量的緩和第二弾を決定した事や、前日のECB理事会後の会見でトリシェECB総裁が「12月の理事会で今後の流動性供給策について議論する」と危機対応の緩和策から出口戦略に言及したことを手掛かりとしたユーロ買いが先行し、東京市場で対ドルでは1.4250付近、対円も115.05円付近へと上昇。しかし、その後は昨日大幅上昇したこともあり、米雇用統計を前にポジション調整が中心になると、欧州市場序盤に対ドルは一時1.4180付近まで下押しする場面がみられた。対円も日銀が金融政策決定会合で新たな追加金融緩和措置を打ち出さなかったことを受けて円の買い戻しが一時的に活発化すると概ね114円台後半で小動きとなった。欧州時間では9月ユーロ圏小売売上高が予想を下回ったことや、アイルランドのソブリンCDSが過去最高水準に拡大したこと、「スペインの金融機関が流動性の問題を抱えている」との噂が出回ったことなどが売りを誘い113.896円まで急落。NY勢参加後は予想外に強かった米国10月の雇用統計を手掛かりとして114.70円付近まで上昇する場面も見られたが、引けにかけてジリ安となり114.083円で取引を終えた。
今週の展開
今週はG20サミットが韓国のソウルで11-12日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合は13-14日に横浜で開かれ、政治的イベントが焦点となりそうだ。「通貨安戦争」の問題が引き続き議論され、各国の思惑が交錯し具体的な方策を見出すことは難しいと思われる。ただ、各国が通貨安政策をとるなか、メルケル独首相はG20サミットで「米金融政策について討議したい」としており、米国の金融緩和姿勢がドル安を煽っているとの批判が高まる可能性は否めず、一定のドルの買い戻しも期待できようか。また、先週金曜日に発表された米雇用統計も非農業部門雇用者数の増加は5月以来で、民間部門の雇用の伸びも4月以来の大きさとなり、全ての部門において好感できる内容となった事で米二番底懸念は遠のいたとの見たかもできる。しかし、テクニカル面でドル円の反発を期待するのであるならば、10月から強力なレジスタンスとなっている82.00円付近を完全にクリアしければ難しいと考えられる。また下値の80円も依然として心理的な節目であり、波乱含みの展開は続きそうだ。レンジは80.00-82.00円とし、レンジブレイクした方向に動意がつきそうだ。
ユーロは日米の実質ゼロ金利の長期化観測が強まる一方で、ECBは早ければ12月にも金融緩和策の解除に着手する可能性が浮上しており、対ドル、対円ともにユーロの上昇余地は大きいだろう。テクニカル的に見ても対ドルは5日、25日、75日の移動平均はいずれもプラスに傾いており、上昇トレンドと確認することができそうだ。上値の抵抗ポイントはフィボナッチの1.5145ドル(2009年11月)→1.1876ドル(2010年6月)の下押しに対する61.8%戻しの1.4450ドル付近をターゲットとしたい。しかし、ユーロ圏のソブリンスプレッドの拡大には注意が必要でアイルランド10年債は特に7%を超えて、ドイツ10年物国債をおおよそ450bpsも上回っいる。PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)のソブリンリスクはいつ再燃しても不思議ではなく警戒はしておきたい。
尚、本日より夏時間(サマータイム)が終了し「冬時間」切り替わるため、指標発表の時間などには注意しておきたい。
[今週の予想レンジ]
ドル ・円 79.75-82.00
ユーロ・円 112.00-119.00
ポンド・円 125.00-137.00
【今週の主な経済指標】
8日 08:50 JPY 外貨準備高
8日 14:00 JPY 金融経済月報(基本的見解)
8日 14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値
8日 14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値
8日 15:45 CHF 失業率
8日 16:00 DEM 貿易収支
8日 16:00 DEM 経常収支
8日 20:00 DEM 鉱工業生産[前月比]
8日 22:15 CAD 住宅着工件数
9日 08:50 JPY 国際収支・貿易収支
9日 08:50 JPY 国際収支・経常収支
9日 08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比]
9日 09:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
9日 09:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比]
9日 09:30 AUD NAB企業景況感指数
9日 14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
9日 15:45 CHF スイスSECO消費者信頼感指数
9日 16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比]
9日 16:45 FRF 貿易収支
9日 16:45 FRF 財政収支
9日 18:30 GBP 製造業生産指数[前月比]
9日 18:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比]
9日 18:30 GBP 貿易収支
9日 22:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比]
10日 00:00 USD 卸売在庫[前月比]
10日 09:30 AUD 住宅ローン件数[前月比]
10日 14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯
10日 15:30 FRF 消費者物価指数(CPI)[前月比]
10日 16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比]
10日 19:30 GBP 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
10日 21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
10日 22:30 USD 新規失業保険申請件数
10日 22:30 USD 輸出物価指数[前月比]
10日 22:30 USD 輸入物価指数[前月比]
10日 22:30 USD 貿易収支
10日 22:30 CAD 貿易収支
11日 04:00 USD 月次財政収支
11日 08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)[前週分]
11日 08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比]
11日 08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比]
11日 08:50 JPY 機械受注[前月比]
11日 09:30 AUD 失業率
11日 09:30 AUD 新規雇用者数
11日 18:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
12日 15:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比]
12日 16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前期比]
12日 19:00 EUR 鉱工業生産[前月比]
12日 19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比]
12日 23:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値
≪2010年11月5日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」
ユーロ・円 :「ベア」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ベア」
豪ドル・円 :「ベア」
NZドル・円 :「ベア」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
米雇用統計は米10月失業率(予想:9.6% 結果:9.6%)は横ばいの結果と
なったが、米10月民間部門雇用者変化と米10月非農業部門雇用者数変化は
結果がどちらも市場予想の約2倍の好結果となり「ブル」が継続された。仮
に80円割れの史上最安値を試す動きとなれば、日本の円売り介入への警戒
が強まるためサポート要因となる見通しだが、反発局面では本邦輸出企業
の為替ヘッジで断続的に売りが持ち込まれることが想定され上値も重く、
レンジ相場が予想される。今週は10日に9月貿易収支、新規失業保険申請件
数、11日がベテランズデーのため休場、12日の11月ミシガン大・消費者態
度指数・速報値などで動意がつくか注目したい。
ポンド円は「ベア」
米雇用統計を控えて様子見ムードが広がる中、ポジション調整によるポンド
売りが優勢となって「ベア」。ポンドは日米の低金利長期化観測や追加金融
緩和を受けて、相対的に欧州通貨が買われやすい地合いとなっている。また、
このところの堅調な英景気指標を受けて英中銀の追加金融緩和観測は後退し
つつあり、下落局面では押し目買いを検討してみたい。
豪ドル円は「ベア」
豪中銀により発表された四半期インフレ報告において、現状の豪ドル高を容
認する内容が示され上昇したものの、参加者は82円台へ乗せた場面で利益確
定の売りや、割高感から新規売りが散見し「ベア」優勢となった。しかし、
日米の実質ゼロ金利の長期化観測や株高連鎖を背景にキャリートレード志向
が強まっている上、豪準備銀行は追加利上げの可能性を排除していないこと
から、豪ドルは引き続きサポートされやすい展開が予想される。また、FRB
の量的緩和策によるドルの価値希薄化懸念や基軸通貨としての信認低下懸念
を背景に、代替資産の金相場が史上最高値をつけており、資源国通貨には強
気のバイアスがかかりそうだ。